レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

タージマハールホテル襲撃を描いた「ホテル ムンバイ」と「オール・ザ・デビルズ・メン」

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今回はインド・ムンバイのホテル襲撃テロを描いた「ホテル ムンバイ」とロンドンを舞台にしたB級アクション「オール・ザ・デビルズ・メン」を紹介します。

「ホテル ムンバイ」

冒頭男たちがゴムボートに乗ってムンバイに上陸するシーンから始まります。続け様にリュックからAK47を取り出し、撃つは撃つは、ちょっとやり過ぎじゃないかと思うぐらい彼らは頑張ります。最近のスリランカーテロといい、見ていてぞっーとします。

特に興味深いのは、ホテルのテレフォンルームを占拠したテロリストは女性交換手に各部屋に電話を掛け、警察が救出に来ましたのでドアを開けてくださいという。開けるとドアの向こうにテロリストがおり、隠れていたお客さんは撃ち殺されるという塩梅とてもひどい。

また、この高級ホテルには秘密の部屋(チェンバー)があり、ホテルの人たちはお客様をここに導いてやり過ごそうとする。このあたりの演出がいい。

最後はお決まりの特殊部隊の急襲だが、ラスト・モメント・レスキューそのままの定石通りだが結構である。アミー・ハマーが主演しているが、呆気なく殺されてしまう。やはり、テロリストの拳銃を奪い、ガンガンと戦ってほしかった。監督はアンソニー・マラス。

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ホテルムンバイ

「オール・ザ・デビルズ・メン」

こちらはB級アクション、日本では「リーサルソルジャー」という邦題で公開されたとか。ロンドンを舞台にしたアクションものですが、自動小銃をガンガン撃ちまくり、それはそれで面白いのですが、なにかリアリティに欠け、一番の見所はシルビア・フォークス。でも、最後に彼女も死んでしまって・・・

やはり、ミロ・ギブソンと一緒に彼女も逃げてほしかったです。監督はマシューウ・ホープ。                              八点鍾

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オール・ザ・デビルズ・メン