レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。本日は、少し前ベトナムで公開された「クローズ」をご紹介します。主演はノオミ・ラパス。独特なマスクとヘアスタイルでスウェーデン映画「ドラゴン・タトゥーの女」で彗星のように現れ、その作品の高さで、あっという間にその続編二つ、「デッドマンダウン」、「プロメテウス」、「パッション」、「シャーロックホームズ シャドウゲーム」、「アンロック」と段々とデビュー当時のエッジの利いた存在感は希薄になってきましたが、最近は、今まで以上にその存在感と共に、B級アクションの女王様のような貫禄が備わってきました、そう、往年のチャールズ・ブロンソンのような。
この映画も、準戦場地帯のボディガードという役柄で、現在の彼女の役ぴったり。これで面白くないわけがない。但し、もう少しバジェットが大きいとどんな人が見ても楽しめる一編になるのだが。
冒頭のテロリスト襲撃シーンから、彼女のタフさ、冷静に任務を遂行するその能力の高さを描いており、彼女自身も楽しく演じているに違いない。
彼女を見ていると頼もしい限りだ。世界中の悪を倒してくれ!暫くすれば、みうらじゅんさんが「ラパスに聞け」と人生相談を始めるのではないかと思う次第だ。日本公開はNetflixと聞いています。 監督はビッキィー・ジューソン。
八点鍾