番外編 海外で映画を見るということ (2)

初めて海外で映画を見たのは、1985年、場所は上海でした。映画はフランス映画ベルモンド主演、ジェラール・ウォリー監督「王の中の王」(日本未公開)でした。仕事で出張し、その休日に中国人通訳に連れられて映画館に行きました。映画の選択は私がしました。

一人で劇場に行ったのは、2000年シカゴでした。展示会があり展示会支援のために出張し、早く帰れた時にホテルの隣の劇場に行きました。映画は「MIⅡ」でした。翌週、仕事が早く終わり一日休みがもらえてたので、シカゴドレイクホテル近くの劇場で「タイタンA.E.」を。嬉しい出張でした。

会社からは、シンガポール駐在を命じられ、シンガポールで映画鑑賞が始まるのでした。当初は、映画館の場所が中々分からなく、また上映時間を調べることが出来なく、大変でしたが。

シンガポール駐在を2年で終え、日本に帰国。色々な国に出張となりました。中国、フィリピン、フランス、チェコ、ハンガリー、イスラエル、ドイツ、アイルランド、インド、パキスタン等すべての国で映画を見たわけではありませんが、時間が許す限り見ることにしました。とてもいい経験でした。

全体に言えることは、日本で上映される作品はかなりバラエティに富んでおり、こんなに多くの作品に出合える国はそう多くないのでは。又、映画料金は世界で一番高いことです。

映画の楽しみ方も映画館で見るものでなく、家庭で見るという形が30年ほど前から定着してきました。ビデオ、LD、DVD、BD、最近では配信が利用されている方も少なくないでしょう。これらのおかげで、もう決して鑑賞が不可能と言われた作品を見ることが可能になりました。例えば、フリッツ・ラングの「ニーベルンゲン第一部・第二部」「メトロポリス」、アベル・ガンス「ナポレオン」、ヴィスコンティ「揺れる大地」、メルビィル「海の沈黙」などです。

例えば、ガンス「ナポレオン」は、その昔F・コッポラがライブ・オーケストラ(指揮は父カーマイン・コッポラ)伴奏で上映がありましたが、それ以後は上映されていません。

そういう映画が、家庭で見ることが出来るようになったのは、これは大変な喜びです。シネ・コニサー(映画が好きでたまらない人)、オタクという言葉がありますが、私は好きではありません。英語でもナードという言葉がありますが、これもどうも・・・

で、コニサー(目利き、鑑定士)という言葉の響きがいいので、私はこの言葉を少しづづ広めていきたいと思っています。                    八点鍾

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ニーベルンゲン IMDb

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ドラゴンとの死闘 IMDb

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ナポレオン IMDb

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揺れる大地 IMDb