レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「天気の子」えっ、ベトナムでも新海監督の映画見られるのですか?

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。本日ご紹介する映画は「天気の子」です。

ベトナムでも日本映画は上映されます。殆どがアニメですが。日本でも評判ということで鑑賞いたしました。私はあまりアニメは見ませんが、時々、評判になる映画は鑑賞いたします。ですから、前作「君の名は」は鑑賞しています。個人的には、こちらの作品のほうが好きです。「君の名は」というあざとい題名とあの身体と魂が入れ替わるという話には私はのれませんので。

お話は、前作と同じボーイ・ミーツ・ガールであまり変わり映えしませんが、但し、今回はアニメでの東京の描写力に驚きました。雨のシーンが多く、これも大変だと思いますが、廃ビル、駅のホーム、寺、鉄道、古アパート、下から見上げる航空機、都バス等々素晴らしいものばかりで、雲の切れ間から覗く陽光などの描写が素晴らしい。CGも多用していると思われますが、CGとは違う独特な味わいが出ていて見ていてうっとりさせられます。

鑑賞していて、次は「悪魔の戦士 ハイランダー」とかぐっと渋いところで原寮原作の「私が殺した少女」辺りをアニメで制作してもらうと、映像作品の新領域を開くことになるのではと思います。但し、大ヒットするかどうか分かりませんが、ある種のファン層はしっかり食らいつくと思います。                  八点鍾

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IMDb

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