番外編「アデル、ブルーは熱い色」レア・セドゥのはにかんだ微笑みが・・・

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「アデル、ブルーは熱い色」です。

この映画、フランス映画です。その昔、日本ではフランス映画は良く上映されていました。現在では、ハリウッド映画に押されて形勢が不利になりつつあります。

映画はラブロマンスものですが、一筋縄でいかない癖球と言っていい種類の映画です。おまけにカンヌ映画祭2013パルムドールを受賞しています。そういう意味で1966年にカンヌ映画祭グランプリを得た「男と女」と同じ題材を扱っていますが、この作品はバイセクシャルを扱った映画になっています。と言ってもキワモノぽっく描写している訳でなく抑制且つ正確な描写でとても良く出来たバイセクシャルのラブロマンス物になっています。

ストーリーは、普通のラブロマンスと同じで、アデル(アデル・エグザルコプロス)がある街角で髪をブルーに染めたエマ(レア・セドゥ)に会い、何故か忘れられなくなりLGBTのバーで再び再開し、二人は燃え始めるのだが、エマにはもう一人の恋人ジーンがいて・・・

このあらすじを読むと、人間ですから男と女でも、女と女でも感情のもつれは同じで、エマは怒ると男性の場合よりきつく当たる感じがする。エマは美しく知性もあり、特にはにかんだような微笑みが素敵で、本当にいい表情をします。

ジーンの存在を知ったアデルはある男性と親しくなり、エマにその事を知られると、彼女はエマのもとを去り、数年後エマに会い、よりを戻そうとしますが断られます。彼女の展覧会で新しいエマの恋人と会い、展覧会で別の男友達に言い寄られますが、アデルは身を固くして会場を逃げ出します。もう、男も女もコリゴリだと言わんばかりに。

映画の上映時間は約3時間、丁寧な描写で絡みの悦びのシーンもその前後のシーンもとてもステキです。監督はアブデラティフ・ケシシュ、今後の成長株でしょう。けど、昨年ベネチア映画祭で公開された映画「メクトブ:マイラブ」は・・・

最後に、映画の中でエマの友人が言う。「女性は女性の快楽を描くことが出来ない」成程、だから女性映画監督は余りいないのか。さすがフランス映画。いろいろ勉強させてくれます。だからフランス映画は侮れません。

このブログを作成するにあたり、DVD版を鑑賞しています。        八点鍾

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