レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。本日ご紹介する映画は「アド・アストラ」です。
映画の冒頭、スペースアンテナが謎のエネルギーサージで爆発、ブラッド・ピット扮するマックブライドがアンテナから落ち、プラシュートで地上に着地するまでがまさに息を呑むシーンになっている。
マックブライドの父が加担したリマ計画がエネルギーサージの遠因らしく、その父もまだ生きているらしいので、マックブライドが父を捜しに、海王星近くの宇宙ステーションへ行くのだが・・・・というのが粗筋だが、何か色々なSF映画をプロットを頂いている感が強く、ジェームス・グレイ監督の演出も色彩と構図に凝って手堅いが、何かメリハリがなく、というか演出スタイルが出来ていないのが惜しい。
ピットもまじめに演じているが、見ていて楽しくありません。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の方が楽しく演じているように私には見えました。
とは言ってもビッグ・バジェットのSF大作なので鑑賞して損はしないと思います。次回作はもっともっといい作品を待っています。 八点鍾
