番外編「夜の大捜査線」オールドハリウッドムービィの秀作・・・

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「夜の大捜査線」(1967)です。

50年以上前の作品で、当時は大変良く出来たサスペンス作品で、加えて人種問題も加味された作品でした。シドニー・ポアチエの演技は若干固いものの、演技派ロッド・スタイガー相手に頑張っています。彼がいなければ、デンゼル・ワシントンもサミュエル・L・ジャクソンも存在していなかったでしょう。

冒頭、レイ・チャールズの「イン・ザ・ヒート・オブ・ザ・ナイト・・・」の歌と共に始まりますが、たまらない人にはたまらないでしょう。音楽はあのクインシー・ジョーンズで、当時としてはとても斬新なサウンドでした。

お話は、堕胎がキーポイントで、現在の目から見たら気の抜けたビールのような話ですが、当時は、この手の話が多かったように覚えています。この翌年にピーター・イェーツが監督した「ブリッド」はビートの利いた音楽、冷たい画面、迫力のあるアクションシーン等現在の作品と比しても遜色のないサスペンススリラーでした。

この翌年ぐらいから、ベトナム戦争の暗い影がハリウッドを覆い、映画の自主規制も変化して、ヨーロッパと比較して約10年遅れでニューシネマ映画が全盛となるのだった。

でも、一部の映画を残して、すべて歴史の中に埋没する程度の映画が殆どだった。それに比較すれば、この映画は傑作です。秀作です。でも、この邦題はないでしょ、「夜の大捜査線」とは。やはり、「夜の熱気の中で」ですよね。

監督はノーマン・ジェイソン、撮影はハスケル・ウェクスラー、ウォーレン・オーツ、スコット・ウイルソン等後に演技派として名を上げる役者が結構出てきます。

このブログを作成するにあたり、BD版を鑑賞しています。        八点鍾

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IMDb

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