レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

番外編「クリムゾン・ピーク」あのジェシカ・チャステインのホラ-演技が楽しめます。

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介するのは「クリムゾン・ピーク」(2015)です。

アジアの熱い国の人々は、何故かホラー映画が好きなのです。どうしてか考えたことがありませんが。ですから、この映画、ホラー物だからベトナムで見ることが出来たのです。でも、映画の作りが高尚なのでヒットしたかどうか分かりません。

この映画の見所は、二つでしょう。一つは映画中盤に現れるゴシック様式のアラデールホールの邸宅、これを見るだけでも価値はあります。もう一つは、演技派ジェシカ・チャステインの演技です。前述したようにホラー物で、英国で怪奇映画を専門に制作していたハマーフィルムに出て来る妖女のように映画の終盤、手斧を持ち、血塗れ、必死の形相で叫び、ヒロイン、イーデス(ミア・ワシコウスカ)を追いかけるのである。それをジェシカ・チャステインが楽しそうに演じているのです。この作品と前後して公開された「オデッセイ」では、ぐっと渋く火星探索チームのリーダーを演じています。この作品では反対に頼もしいリーダーを演じています。

いつもは詰まらないミア・ワシコウスカもこの映画では好い演技を見せてくれるのもチャステインに引っ張られたように思います。

監督は、あの「パシフィク・リム」のギレルモ・デル・トロである。大型ロボットと怪獣の大格闘も悪くありませんが、私はこの作品を高く買います。

ベトナムで公開されたときは、残酷描写、近親相姦がカットされていたので良く分かりませんでしたが、今回は、BD版を鑑賞して初めて理解できました。     八点鍾

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IMDb

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