レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

番外編「ラン・オールナイト」リーアム・ニーソン、ジャウム監督コラボ第三作

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ラン・オールナイト」です。

前述したように「アンノウン」「フライト・ゲーム」に続く第三作になります。本作は、ニューヨークが舞台で犯罪組織の殺し屋コンロン(リーアム・ニーソン)がもうへべれけに酔ったところから始まり、リムジンの運転手をしている一人息子がひょんなことから犯罪組織のボスの息子による殺人を目撃したことから、息子とその家族を守るため、組織の手下、警察、組織のボスが依頼した殺し屋からの追跡をかわす24時間を描いたスリリングな作品です。

リーアム・ニーソンが良いです。ヘロヘロの役を楽しそうに演じてあり、悪徳警官に拘束された息子を逃がし、その警官を射殺するときのキリっとした顔等、ほんと男惚れしたくなる程です。

こういう映画ですから、アクションも満載で、ボスから依頼された殺し屋プライスとの戦い、炎上する部屋の中での格闘、最後の銃撃戦も見ごたえあります。この辺り、大好きなフィルム・ノワール「いぬ」を思い出しました。この映画も雇われた殺し屋が待ち受ける屋敷にJ・P・ベルモンド扮するシリアンがのり込み死闘するシーンがラストでした。

組織のボスに扮するのは、エド・ハリスで貫禄たっぷり、ニック・ノルティが少し出てきます。ただ、他の三作と比較して、女性の絡み全くないのがこの作品の特徴で、その分展開が速いのが好ましい。その昔、「ジャグラー、ニューヨーク24時」という映画がありました。この作品も同様にスリリングで楽しめました。

リーアム・ニーソンとジャウマ監督のコラボは素晴らしく、以前紹介した様に次は「トレイン・ミッション」で、本当にその次が楽しみです。        八点鍾

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ラスト 必殺の1弾