レタントンローヤル館

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番外編「アリータ バトル・エンジェル」和製SFコミック映画、ハリウッドで映画化!

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「アリータ バトル・エンジェル」(2019)です。

 

丁度、一年前ベトナムで公開されて鑑賞しました。今回改めてBD版を見直して、すこし公開された映画と違っていると感じました。それは、この映画以外に描写がキツイところがあり、その数ショットがカットされていると感じました。こちらではよくあります。

 

私は本城ゆきと氏「銃夢」を読んだことありませんが、SF作品として分類すればディストピア・アクション物で、アクション物としてスピード感が良く出ており、大変興味深く拝見しました。和製SF作品でハリウッド映画化として「攻殻機動隊」以来だと思います。

 

あらすじは、最終戦争(没落戦争)から300年、サイバネ医師イド(クリストフ・ヴァルツ)はスクラップヤードで壊れた少女サイボーグを見つけ、自宅に持ち帰り修復させます。そのサイボーグをアリータ(ローサ・サラザール)と名付けます。

そこは、空中都市ザレムの眼下にある屑鉄町。ある時、アリータはモーターボールというゲームに興味をもち、そのゲームに参加するのですが・・・

 

前述したように映画はスピード感があり、とても面白く出来ています。モーターボールという設定もどこかローマ時代の剣闘士のようですが、ド迫力があって目を覆うばかりです。アリータは特殊な格闘術パンツァークンストの達人なのであっという間に敵を畳んでしまいます。

 

ハンターウォーリアとの闘いも交え、2時間たっぷりと楽しましてくれます。最後に観客の歓声に合わせて、アリータがダマスカスブレードを高らかに上げるシーンは好いシーンです。個人的には、アメコミ映画よりこちらの映画の方が体になじむのは日本人だからでしょうか?

 

監督はロバート・ロドリゲス、その昔タランテイーノ監督と映画を作っていましたら、この手の映画作りは得意です。共演はジェニフアー・コネリーとマハーシャラ・アリ。そうです、あの「グリーンブック」のドクター・シャーリーです。

ローサ・サラザールはその顔をCGで書き換えられており、全く別人のようです。よりアニメ風にして、観客をその世界に入りやすくしたものと考えますが、私は彼女が演じるアリータを見たかったと思います。                八点鍾

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IMDb

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迫力のモーターボールシーン