レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

番外編「ツェペリン」特攻作戦アクションのカルト映画

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ツェペリン」(1971)です。

 

この映画は、「ナバロンの要塞」(1961)から始まる特殊作戦の第一次戦争版です。中々面白いストーリですが、余りご覧になった方はいないのではないかと思います。

1915年夜、ロンドン上空にはツェペリン飛行船が現れ空襲を行っている。軍事情報部によれば、より強力なエンジンを搭載した新型飛行船LZ36をドイツ軍は準備していると聞く。

 

情報部はリヒター陸軍中尉(マイケル・ヨーク)をドイツに偽装亡命させて、新型飛行船LZ36計画を手に入れよう計画します。偽装亡命に成功したリヒターは、ドイツ、フリードリッヒスハーフェンに到着し、LZ36開発責任者アルトシェル教授とその妻エリカ(エルケ・ゾマー)に会います。リヒター中尉はLZ36の試験飛行に加わることになり、飛行船は北海目指して飛行を始めます。

 

リヒターと同じように搭乗したハーシュ大佐は、その試験飛行が成功するや否や、驚くべきことを話し始めます。飛行船はフリードリッヒスハーウェンに戻らなく、そのまま軍事作戦を行う。目標はスコットランドのバルコベェン城の英国の歴史的公文書を強奪、又は焼却するという。途中、洋上で戦闘員とガス弾、燃料補給を行い、スコットランドに到着したら、エンジンを切り、グライダーのように滑空してバルコベェン城を急襲する、リヒターはそれを助ける任務を与えられるのだった。果たして、この特殊作戦は上手く行くのだろうか・・・・

 

ホンは良く出来ています。全体に見所満載ですが、いかんせんローバジェットの為、少々お寒い映画です。しかし、この手の映画は好きなジャンルなので、私は大変楽しませてもらいました。

 

もう少し予算があれば、かなり見所のある映画になったと思います。そう、ロバートワイズ監督「ヒンデンブルグ」(1975)程度のバジェットで制作されていたら、カルトになることはなかったと思います。マイケル・ヨークは可もなく不可もなくですが、エルケ・ゾマーはとても美しくとてもステキです。監督はエチエンヌ・ペリエ。

今回このブログを作成に当たり、配信で作品を鑑賞しました。   八点鍾

追記

私はこのフリードリッヒスハーフェンに仕事で訪れたことがあります。ボーデン湖畔にある美しい街でした。ツェペリン博物館に入館しようとしましたが、定休日でした。

 

 

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