番外編「13時間 ベンガジの秘密の兵士」GRSとは・・・

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「13時間 ベンガジの秘密の兵士」(2016)です。この映画はベトナムでは公開されましたが、日本ではビデオスルー公開と聞いています。

 

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IMDb

この映画は、2012年リビアでのアメリカ在外公館襲撃事件を扱ったものである。映画では描かれていませんが、米国が製作した"イノセンス・オブ・ムスリム"に抗議した武装集団がベンガジを占領しているところから始まる。一人のアメリカ人ジャック(ジョン・クラシンスキー)がベンガジ空港に降り立つ。彼は民間軍事請負御者GRS(グローバル・レスポンス・スタッフ)に所属しており、GRSは領事館の近くにアネックスに呼ばれるCIAの秘密基地があり、そこのCIA要員の警備を請け負っている。

 

この映画を見て私は驚きました。米国はアラブの春等信じておらず、CIAの秘密基地を置いて情報を収集しているのでから。ステイーブン大使が赴任してくるが、過激な抗議運動が始まり、米国領事館が襲撃され、大使はセイフティールームに逃げ込む。CIAのチーフの命令を無視して、GRSスタッフは領事館に救出に向かうが、大使は行方不明、仕方なくアネックスに戻るのだが、今度は武装集団がアネックスを囲い始める。救出部隊到着まで、数百人の武装勢力に囲まれたGRSスタッフ6名の奮戦が始まるが・・・・

 

監督はマイケル・ベイ、ひょっとしたら今まで一番いい作品かもしれません。本当に良く出来ています。アネックスを巡る攻防戦も迫力一杯です。

当時、リビアで米国領事館が襲撃されたことは日本でも報道されましたが、本当にこんな秘密戦争まがいなことが行われているとは分かりませんでした。映画を見ていると国務省、国防省もヨーロッパから航空支援等に冷淡で、これはヒラリー・クリントンの指示とか・・

 

この作品もその辺りを詳細に描いているわけではありませんが、大統領選活動のヒラリー・クリントンに嫌われてこっそり公開されたとか風の便りで、聞いたことがあります。でも、味わい的には、誤算に次ぐ誤算な作戦を描いたリドリー・スコット監督「ブラックホーク・ダウン」によく似ており、色々な意味で現代社会を描いた問題作と思います。

このブログ作成に、BD版を鑑賞しています。        八点鍾

 

追記

この映画を見ていると今後の戦争がどういう形態をとるのかおぼろげ乍ら理解できます。20世紀に生起した国家総力戦は起こることはなく、武力衝突、国境紛争、概ねノモンハンタイプの規模で、十分訓練の行き届いた正規軍と民間軍事会社に所属するこれもプロ集団そして自立型ロボット兵器という時代が到来しそうです。

 

 

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