レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

番外編「リアル 完全なる首長竜の日」黒沢清監督をご存知ですか?

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「リアル 完全なる首長竜の日」(2013)です。

 

黒沢清監督は、長谷川和彦監督、相米信二監督の下で映画作りを学び、「回路」(2001)でカンヌ映画祭国際批評家連盟賞、「東京ソナタ」(2008)で同じくカンヌ映画祭ある視点部門審査員賞を受賞している実力派監督です。この作品は、彼のキャリアからどちらかと言えば商業映画的作風の強い映画になります。

 

ストーリーは、自殺未遂で昏睡状態の淳美(綾瀬はるか)を目覚めさせるため、恋人浩市(佐藤健)は、先端医療センターでセンシング装置をつけて淳美の脳内意識に潜り込み、最初に自殺の動機を探ろうとするのだが・・・

 

とても良く出来たサスペンススリラー映画です。よく似た映画に私の好きな「エクソシスト2」があります。あの映画は、悪魔祓いされたリーガンの深層心理を探るストーリーですが、同様にこちらは自殺未遂の原因、その裏にある幼少期の出来事を探る間にちょっとしたどんでん返しがあり、アッと思わせます。

 

多分、この映画に出て来たセンシング装置は実現するでしょう。脳死状態の人は無理かもしれませんが、やがて昏睡状態の患者が救命される日もやってくると思います。

 

このブログ作成に、BD版を鑑賞しています。     八点鍾

f:id:wedplain:20200314091342j:plain

Yahoo Japan

f:id:wedplain:20200314091434j:plain

f:id:wedplain:20200314091458j:plain

f:id:wedplain:20200314091519j:plain

f:id:wedplain:20200314091539j:plain

f:id:wedplain:20200314091607p:plain