「マッキントッシュの男」フィルムノワールの巨匠ジョン・ヒューストン監督最後のサスペンススリラー・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「マッキントッシュの男」(1973)です。

 

監督がノワールスリラーの大巨匠と言っていいでしょう、あのジョン・ヒューストンなのです。「カサブランカ」を好きな映画ファンは多いと思いますが、私は良い映画ですが、やたらカッコよいセリフが目立つスター映画なので、ヒューストン監督のよりノワール色の強い「マルタの鷹」の方が遥かに好きです。

惚れた女(メアリー・アスター)を探偵稼業の仁義で躊躇いもなく、警察に引き渡すクールさはまさにハードボイルドの原点、何度見てもたまりません。

 

この作品はエスピオナージスリラーで、リアデン(ポール・ニューマン)がマッキントッシュ(ハリー・アンドリュース)とスミス夫人(ドミニク・サンダ)に会い、ダイヤモンド強奪を依頼されるところから始まります。強奪は成功しますが、匿名の電話でリアデンは逮捕され、刑務所に送られます。刑務所でソマーズと言う男が近づいてきて、スカーペラーズと言う組織に金を払えば脱獄させてやると。リアデンは金を払うが、脱獄時に某国スパイ、スレードと一緒に脱獄することになると告げられる。

脱獄は成功するが、何処か東欧の邸宅に滞在していると、リアデンは組織の人間に拘束尋問を受ける。実は、リアデンは英国の防諜組織のエージェントで、謎の組織スカーペラーズを破壊、敵スパイスレードを暗殺する任務を帯びていた・・・

 

原作はデズモンド・バグリィ「自由の罠」、読んだことありますが、ラストがフラットで面白くありません。マルタ島の古びた教会でリアデン、スレード、スミス夫人と組織の黒幕が暗黙の約束をしようとする映画の方が、ノワールスリラーの巨匠ジョン・ヒューストンの面目躍如です。

音楽はモーリス・ジャール、撮影がまた好いんです、あのオズワルド・モリスなので、とても渋い画調が映画の雰囲気にぴったり。ヒューストン監督はこの作品の少し前のサスペンススリラー「クレムリンレター」と「マッキントッシュの男」を最後にサスペンススリラーを撮っていません。これが最後のノワールスリラー作品となりました。

 

このブログを作成の為、DVD版を鑑賞しています。但し、このDVDはTUTAYA 製DVDで画質はもう一つ、ワーナー辺りがBD版を販売してもらうとありがたい。 八点鍾

 

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IMDb

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ハンフリー・ボガート「マルタの鷹」

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ジョン・ヒューストン監督(右)