レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ホワイトアウト」(2009)です。
この映画を鑑賞して初めて分かったことなんですが、米国南極基地には連邦保安官が常駐しているのですね? 南極と言う閉ざされた大陸で発生した殺人事件を描いた作品です。
冒頭、1957年ソ連軍アントノフ輸送機内で銃撃事件が発生します。輸送機は墜落。機体はゆっくりと雪の中に埋もれていきます。
米国観測基地「アムンゼン・スコット」に勤務している連邦保安官ステッコ(ケイト・ベッキンセイル)は、数日後に帰国を控えているが、パイロットから人の死体を確認したので、調べて欲しいと言われ、調べに行く。
ロシアのボストーク基地近くの氷床に死体があり、それは地質学者ワイスだった。彼はピッケルで刺されて絶命したようだった。基地を戻るとムーニーと言う男から連絡が入り、再びボストーク基地を訪れると、ムーニーはピッケルで殺されており、謎の男に襲われ、左手の指に怪我を負ってしまう。
ステッコは雪上車に乗って、ワイス達が調査しているところを調べ始めると、穴に落ちそこにあのアントノフ輸送機を見つけるのだが・・・
南極大陸を舞台にしているのが珍しいのですが、はっきり言って標準的な仕上がりです。ホワイトアウトと呼ばれる南極特有な気象現象の中での追跡、対決シーンなどありますが、プロットの底が割れているのが欲しいと思います。
場所が場所なので、もう少し手を変え品を変えて頑張って貰うといい作品になると思います。ドミニク・セナ監督は「ソードフィッシュ」辺りがベストなのでしょうか?
老い込むには早いので、もっといい作品を2,3本製作して欲しいと思います。
このブログ作成にBD版を鑑賞しています。 八点鍾