「ドラキュラ」多分最もセクシーなドラキュラと思いますが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ドラキュラ」(1979)です。

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IMDb

ハマープロ製作の吸血鬼映画は、余り鑑賞していません。原作となるブラム・ストーカーとあまりにも乖離が甚だしいのですが、この作品は、ストーカーの原作にかなり近いものです。小説は書簡文体でゴチックロマンの芳香がよろしいのですが、あまり面白いものではありません。

 

蛇足ですがコッポラ版「ドラキュラ」(1992)はかなりストーカーの原作に近いものですが、肝心のドラキュラ伯爵をゲイリー・オールドマンが演じているのでセクシーさに欠けると私は思います。

 

対してこの作品は、ドラキュラ伯爵をあのダンディーなフランク・ランジェラ(「わが愛は消え去りて」「パリは霧にぬれて」)が演じていますので、吸血鬼の恐怖即ち、女性思春期の破瓜恐怖の一種とみると、ランジェラが演じた方が正解と思います。

元々、この作品は1977年マーティンベック劇場で上演された舞台劇「ドラキュラ」の映画版です。舞台劇もフランク・ランジェラがドラキュラを演じました。

 

映画は、1913年、英国。ヨークシャ沖で機帆船が遭難するところから始まります。難破船にはドラキュラ伯爵の棺が積まれており、スウォード精神病院に療養に来ていたミーナは難破船を見に来てドラキュラ伯爵(フランク・ランジェラ)に遭遇する。

ドラキュラ伯爵は、スウォード邸に招かれ、ミーナは伯爵の虜になり、その夜、伯爵が彼女の寝室に現れ、彼女は血を吸われて亡くなってしまう。

伯爵の次なる標的はスウォード邸の娘ルーシー(ケイト・ネリガン)で、ミーナの父、吸血鬼ハンターヴァン・ヘルシング(ローレンス・オリビエ)はルーシーの父から連絡を受け、オランダから英国に向かい、伯爵と対決するのだが・・・

 

監督はジョン・バダム、あの「サタデー・ナイト・フィーバー」の監督です。良く出来ています。特に、モノクロームの様な色彩を殺した画質が素晴らしいと思います。撮影監督はギルバート・テイラー(「博士の異常な愛情」「袋小路」)、音楽はジョン・ウイリアム。

 

死霊館シリーズのジェームズ・ワンの様な独特なショック演出はありませんが、この作品は、ゴシックロマンの芳香宜しくとてもシックな正統派ホラー映画です。

 

ブログ作成にBD版を鑑賞しています。        八点鍾

 

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こちらはコッポラ作品のドラキュラ伯爵