「ロスト・マネー 偽りの報酬」S・マックィーン監督新作ですが、日本ではビデオスルーですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ロスト・マネー 偽りの報酬」(2018)です。

 

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「それでも夜は明ける」でアカデミー賞作品賞を受賞したスティーブ・マックィーン監督のノワールフイルム作品ですが、残念ながら日本では劇場公開されずに、ビデオスルーでした。今回、BD版を入手しましたのでその印象を簡単にご紹介したいと思います。

 

実は、この作品、私がベトナムに居る時、劇場で予告編を見たことがあります。が、待っても待っても公開されて・・・ よくあります。多分、ベトナムでも興行価値が低いと判断されたのでしょう。

 

でも、映画はとても良く出来ています。このレベルのノワール作品が年に数本公開されると、私としては大変嬉しく思います。

 

映画は、強盗団のボス、ハリー(リーアム・ニーソン)と仲間三人が現金強奪に成功するのですが、車を交換している時に警官隊に囲まれて、銃撃戦となり車が爆発炎上してハリー達強盗団は全員死亡。

 

残された妻、恋人4人は寂しく生活を送っているのですが、ある時、市議会候補ジャマールからハリー達を奪った現金200万ドルを返してくれと恐喝される。

茫然とするハリーの妻ヴェロニカ(ビオラ・デイビス)ですが、残った財産を処分しても返済しきれないので、仕方なく未亡人達(エリザベス・デビッキ、ミッシェル・ロドリゲス、シンシア・エリヴォ)を集めて、ハリーの次の強奪計画を実行するのだが・・・

 

この様に書くと何だかコメディ映画のようですが、どんでん返しに次ぐどんでん返しで中々うまく纏めています。シカゴの市議会選挙を上手く絡めて、少しばかり社会ドラマ風ですが、とても上手くかいつまでいるので重くなっていません。

 

で、よく見たら脚本があの「ゴーン・ガール」のギリアン・フリンなんです。だから、面白い訳です。エリザベス・デビッキは「テネット」では、お人形のようですが、こちらでは血の通った演技をしているのは、監督の腕前の差でしょう。ですが、映画の仕掛けの大きさでは、この作品、ノーラン監督の腕前には適いません。

 

ビデオスルーなんて本当にもったいない作品ですが、それでも鑑賞することが出来たから、良しとするところでしょう。

 

レンタルビデオ店で見つけたら、一度ご覧になってください。意外な拾い物と言ったら怒られますが、とても良い作品です。            八点鍾

 

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