レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「サンクタム」(2011)です。
映画は、パプア・ニューギニア奥地にある巨大洞窟系エスペトリ・エサーラの探検チームが、サイクロンに襲われて、洞窟が水没、地上に脱出できなくなり、ベテラン冒険家フランク、息子ジョシュ、カール、ヴィクトリア、ジョージ5名は、水中洞窟であるエサアラ洞窟つたって、発見したばかり"サンクタム"を通り抜けて、地上に脱出しようとするのだが・・・
思った以上に良く出来た作品です。もともと3Dを前面に宣伝した作品なので、人間ドラマの部分はもっとお粗末かと思いきや、若干定石気味ですが、良く出来ています。
特に、冒頭"サンクタム"と呼ばれる前人未踏の海底洞窟のシーンは驚くほど美しい。監督は、日本ではなじみがありませんがアリスター・グリアソン。
主演者は、余り馴染みのない方ばかりですが、ベテラン、フランクを演じたリチャード・ロクスバーグが良い。厳しく、非情だが、何れも経験に裏打ちされた正しい判断で、誰もが嫌悪するような事、判断を行い、何とか皆を助けようとするのだが、自然はさらに非情で・・・
後半、大きな空洞に特二式内火艇(九五式軽戦車を水陸両用に改造した車両)が登場したのには驚きました。但し、この水陸両用車に載り込んで帰還するわけではありません、念のため。
このブログ作成にBD版を鑑賞しています。 八点鍾