「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」エニグマを扱った映画は色々ありますが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」(2014)です。

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IMDb

エニグマとはドイツ軍が使用していた暗号機で、よくスパイ活劇のネタとして使われます。よくあるのがその暗号機を盗み出すというストーリーで、例えば「U-571(2000)」は、その代表的な作品だと思います。もう一つは、エニグマ暗号を解読に挑戦するストーリーで「エニグマ(2001)」がありますが、この「イミテー・・」が代表的な作品になるものと思います。

 

最近、第二次大戦の秘密事項が少しずつ開示されているので、エニグマ暗号解読全貌が判るようになりました。そういう意味でこの作品は、画期的な作品だと思います。但し、全貌が明らかになっている訳ではないので今後新たな事実が出て来るものと思います。

 

映画は、1951年の英国、アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)宅に強盗が入ったところから始まります。ノック刑事がチューリングの捜査にあたるが何かおかしいので彼を調べ始めます。

 

話は1939年に遡り、チューリングがドイツ軍が使用しているエニグマ暗号解読の為、ブレッチリー・パークに勤務し始めます。彼は、すこぶる冴えた男だが協調性は全くと言って良い程なく、暗号解読の為どんなことでも、例えば予算獲得の為、チャーチルに手紙を書き予算を得たり、彼が無能と判断すれば、先輩でさえも追い出したりします。

そして、後任として新たに自分で有能な人材を選んで、チームに入れます。女性数学者ジョーン(キーラ・ナイトリー)は、彼の目に適った人材でした。

 

仕事も自分の思うように暗号解読装置"クリストファー"の製作に没頭します。とことん尖がった男なのです。"クリストファー"は完成したが、成果が出ないと叱責されて、悶々とするチューリング達だが、ある時、女子暗号課員が暗号には常套句が付加されているという。それの常套句がエニグマ暗号解読のキーだということが判ったので、エニグマ暗号は"クリストファー"を使用し、解読に成功する。

 

この映画が面白いのはここからで、英国が暗号解読でドイツの出方を察知し、対策をし始めたら、ドイツ軍が暗号を変更してしまう。だから、統計的にある時は対策し、別の時何もしなくて、解読されないような出来事を作りドイツに提供しようとチューリングとMI6のミンギス(マーク・ストロング)は話を合わせるのだった。おまけにこのチームの中には、ソ連コミンテルのスパイがいるのだが、ミンギスたちはリークされた情報をすり替えて、ソ連にも嘘の情報を流すのだった・・・

 

そう、下手な真実より巧みな嘘の世界です。英国人って凄い。この辺り、もう日本人はついて行けないです。ホント、物凄い人達です。彼らに比すれば、愚直な日本人なんか幼稚園みたいなものかな。この腹黒さがないと覇権国にはなれないのでしょう。

 

監督は、ノルウェー出身のモルテン・ティルドム(「ヘッドハンター」)。どちらかと言えば脚本ありきの作品ですが、混み入った話を丁寧に解り易く説明していますが、こう言うお話に興味がないと面白くないかと思います。

 

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。     八点鍾

 

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