レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「砂漠でサーモン・フィッシング」ラッセ・ハルストレム監督のラブコメディですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「砂漠でサーモン・フィッシング」(2011)です。

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ラッセ・ハルストレム監督の映画です。彼の作品では「サイダーハウス・ルール(1999)」「ショコラ(2000)」が有名でしょう。ベテランでなく名匠といったほうがいいでしょう。

 

映画は、英国と中近東の関係が良くないので平和的なプロジェクトを捜していた首相広報官パトリシア(クリスティン・スコット・トーマス)は、イエメンで鮭釣りをプロジェクトを探し出し、強引に進めることに。水産学者フレッド(ユアン・マクレガー)を引っ張り出して、イエメンの大富豪シャイフのプロジェクトを管理している投資会社のハリエット(エミリー・ブラント)と共にこのプロジェクトを進めることになった。

 

ハリエットは有能で、フレッドが要求する案件を処理して、プロジェクトは進み始め、イエメンの自然、ダムの有無、英国釣り協会からのクレームで天然鮭でなく養殖鮭を使用し、輸送用タンク等々ひとつずつ潰していく。が、反政府ゲリラがダムから無断放水をして、鮭用プールが潰されるのだが・・・

 

監督がラッセ・ハルストレムですから、手際よく纏めたウェルメイドのラブロマンスコメディとして良く出来た作品になっています。

特に面白いのはクリスティン・スコット・トーマス、この人とてもシックな役が多いので、コメディ的な役は不得意ではと思ってましたが、結構見せてくれます。

又、魚だけが趣味という小心なフレッドを演じたユアン・マクレガーも面白い。ホント、小心者で池に飼っている鯉に食パンの千切って投げているだけの男・・・

 

ラストも心地良くて。意外な拾いものと言ったら怒られるかもしれませんが。

 

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。           八点鍾

 

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