レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ダークタワー」(2018)です。
スティーブン・キング原作の映画で、脚本家出身のニコライ・アーセル(「ミレニアム・ドラゴンタットーの女」)監督作品です。
私は、この原作が長編小説で全7部構成で構成されていることを映画を鑑賞するまで知りませんでした。元々、キングの小説は苦手で、あの傑作と言われる「シャイニング」もしつっこく同じ事を何度も何度も書き連ねて、閉口して上巻だけで諦めた記憶があります。そんな大河小説ですが、この作品の上映時間は95分なので・・・
映画は、主人公ジェイクがダークタワーを破壊しようする黒衣の男(マヒュー・マコノヒー)、ダークタワーを守る拳銃使い(ガンストリンガー:イドリス・エルバ)の戦いに巻き込まれる話ですが、映画を見ただけではどこにでもあるファンタジー物の域を出ない感じです。勿論、キング原作なので、あの"輝き"も出て来るのがご愛嬌ですが。
但し、かなりビッグバジェットの作品であること、テンポが良いので退屈はしませんが。後半、カスタム仕様レミントン1858ニューアーミー拳銃を使ったガンアクションのつるべ打ちになるので。
シリーズものになるのでしょうか? その辺りは良く判りませんが、大河小説の映画化にしては物足りないように思います。
映画としては、「ドクター・スリープ」の方が面白かったことを付け加えておきます。
このブログ作成にBD版を鑑賞しています。 八点鍾