レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「アウトロー」(2012)です。
監督は、異色作「誘拐犯(2000)」で名を上げたクリストファー・マッカリーです。なかなか監督選びは上手いと思います。
米国ピッツバーグ、スナイパーライフルで無差別に狙撃される事件が発生し、狙撃現場に残された薬莢とパーキングメーターに残っていたコインからの指紋で米陸軍の元狙撃兵ジェームズ・バーが逮捕される。
取り調べ時に、彼はジャック・リーチャーを呼んで欲しいと。彼は流れ者でどこにいるか分からないが、ジャック・リーチャー(トム・クルーズ)がピッツバーグにやって来た。彼はバーに会うが、彼は護送中他の受刑者から暴行を受け、昏睡状態だった。
担当弁護士ヘレン(ロザムンド・パイク)共に、事件を洗い始めると意外な事実が浮かび上がるのだった・・・
この作品は、リー・チャイルドのベストセラー小説「アウトロー」を映画化したもので、押しが強く頭の切れる元軍人ジャック・リーチャーを主人公に悪と戦う物語で、スター映画ですが、とても良く出来た映画になっています。
特に、シューティングレンジの親父キャッシュ(ロバート・デュヴァル)が後半、リーチャーの相棒として一緒に悪共と対決するガンアクションシーンはなかなかの見せてくれます。悪"ザック"にヴェルナー・ヘルツォーク監督(「アギーレ/神の怒り(1972)」)が俳優として共演しているのに驚きました。とても不気味で、迫力あります。
個人的には、トム・クルーズの別作品MIシリーズで世界制覇を狙う巨悪程ではないにしろ社会に巣つくる悪達を叩きのめすハードボイルドノワールアクションとして育てて欲しいと思います。
私は、たまたま彼の主演作「卒業白書」から「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」まで大体見ていますが、もう本当に、トム・クルーズは名実ともに大スターというよりレジェンドですね。
ハチの巣になったメルセデスC250CDIはもったいないですね。
このブログ作成にBD版を鑑賞しました。 八点鍾