「ブルー・マックス」ジョージ・ぺパードがギラギラ野心家のパイロット役の第一次大戦航空映画ですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ブルー・マックス」(1966)です。

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"ブルー・マックス"とは、プロイセン王国のプール・ル・メリット勲章の俗称のことです。ドイツ語ではプラウアー・マックスとなります。

 

映画は、ドイツ帝国陸軍スタッヘル伍長(ジョージ・ぺパード)が、ドイツ帝国陸軍航空隊に転属し航空士官学校を卒業、少尉に任官、ハイデマン隊に配属される。

スタッヘル少尉は、ブルー・マックス勲章を狙って、ギラギラと野心満々のパイロットを演じています。好演と言って良いと思います。

 

ブルー・マックスを授与されるには、敵航空機20機を撃墜しないといけないので、初陣の観測気球の攻撃シーンから、英戦闘機を発見するとアッと言う間に撃墜します。が、撃墜した敵機が確認されなかったので、彼は次に出撃した時、敵偵察機を捕捉、自隊の航空基地に誘導します。基地に着陸させようとした時、後席の偵察員が後部機銃を撃とうとしてスタッヘルは反射的に皆が見ている前で撃墜してしまいます。

 

当時、航空隊は貴族階級、富裕層出身者が多く、塹壕戦とは別世界の騎士道精神で戦われていたので、自隊基地上空で撃墜したのは、平民出身スタッヘル少尉が前回の戦果が確認されたなかったので、わざわざ皆の前で撃墜したと勘違いされて、ハイデマン隊長の叱責を受けるが、これを機に更なる野心家のパイロットへ。

 

これに目を付けたのがクルーガーマン伯爵(ジェームス・メイスン)、彼を平民出身の国家英雄として利用しようと・・・

 

ニューシネマ前の作品なので、前述したように人間関係の上手く描写しています。ホンがとても良く出来ています。

加えて、ロシア革命でロシアが戦線を離脱し、ドイツ帝国は西部戦線のみに力を注げば勝利できるので、米国参戦前に攻勢をかけて、連合国を屈服させようと、戦闘機隊は敵戦闘機だけでなく、爆弾を積んで敵陣攻撃、敵部隊攻撃、ヤーボ(戦闘爆撃機)のような使い方処などなかなか見所満載の映画になっています。

 

最後のシーンは、クルーガーマン伯爵の狡猾さをとても上手く描写しており、ジェームス・メイスン(五本の指、北北西に進路を取れ)はとても楽しそうに演じています。そういう意味で、何れの演技者にも見せ場を与えている本当に良いホンの見本のような映画です。

 

空中戦は、独機はウォッカーDr.1、ウォッカーD.Ⅶ 英機はソッピースキャメルを上手く再現した機体を使用してとても上手く見せています。

 

共演者は、ハリウッドでドイツ人役と言えばアントン・ディフリング(荒鷲の要塞、テレマークの要塞、暁の七人)、ウルスラ・アンドレス(007 ドクターノー、レッドサン)、ジェレミー・ケンプ等。

 

監督はジョン・ギラーミン(レマゲン鉄橋、タワーリングインフェルノ)、撮影はダグラス・スローカム(冬のライオン、レイダースシリーズ)が冴えたところを、ジェリー・ゴールドスミス(パットン大戦車軍団、パピヨン)がとてもいいスコアを提供しています。

 

本当に良く出来た航空映画になっています。

 

ブログ作成にDVD版を鑑賞しています。          八点鍾

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