レタントンローヤル館

主に映画のお話

「さよならジュピター」木星太陽化計画の映画ですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「さよならジュピター」(1984)です。

 

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この映画は、太陽系外で彗星調査のスペースアロー号が遭難し、ブラックホールが太陽系を直撃することが判明した。人類は、太陽系開発の為、木星を太陽化する計画を実行しており、地球の超過激な環境保護団体ジュピター教団は、その木星太陽化計画を潰すべく、ある計画を進行させていた。

ブラックホール直撃による人類移動計画がはかどらないため、仕方なく木星を爆発させ、ブラックホールの軌道を変更させようとするが、ジュピター教団の工作員がそれを阻止せんと侵入してくるのだが・・・

 

その昔、東宝で「妖星ゴラス」(1962)という映画があり、これは妖星ゴラスという黒色矮星が地球に衝突するので、南極に超大型の噴射エンジンを構築して地球軌道を変えて間一髪地球滅亡を防ぐお話でした。

 

ご存知だと思いますが、この「さよならジュピター」は日本SF界の雄小松左京の原案を映画化した作品です(のち小説化)。小松左京のSF小説は、この作品を含めてよく映画化されていますが、成功したのは「日本沈没」と「復活の日」ぐらいでしょうか?

 

この作品もかなり膨大な小説で、原作通りに映画化すれば第1部、第2部という形で製作するしかないと思いますが、2時間強の上映時間ではとても難しいと思いますし、映画は詰め込み過ぎだと思います。

 

だから、火星極冠の氷をで溶かしたらペルーにあるナスカの地上絵を発見と木星に漂っている異星人の宇宙船"ジュピターゴースト"のエピソードが飛んでしまっており、個人的にはブラックホールよりジュピターゴーストのサルベージ映画にして欲しかったなと思いますが。

又、同時期に「2001年宇宙の旅」の続編ハリウッド版木星太陽化映画「2010」(1984)も公開されています。

 

特撮は先ずまずですが、ドラマの方が旨味のない演出で、更にありきたりなキャスティングで・・・

総監督小松左京というのが裏目に出たのでしょうか? これならウルトラマンで実績のある実相寺昭雄又は本多猪四郎監督が仕切った方が良かったのではと思います。但し、本多監督は黒澤作品「乱」で忙しく無理だったと思われますが。

 

でも今回再見して、色々行き届か居ないところがありますが、のんびり鑑賞するには、意外と悪くないなと思いました。とくに木星でジュピターゴーストに出会うところなど中々の面白くて、ジュピター教団もB級色たっぷりで大変面白い。

監督は橋本幸治、特技監督川北紘一、主演三浦友和、小野みゆき等。

 

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。       八点鍾

 

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さよならジュピターのイラスト(イトウケイイチロウによる)敬称は略させて頂きます

   マリアと本田のラブシーンがこんな感じでしたらとても良かったのに・・・