レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「オブリビオン」(2013)です。
トム・クルーズ主演、「トロン:レガシー」いいセンスを見せた新鋭ジョセフ・コシンスキー監督のSF映画です。とても良く出来た作品で、特にクルーズが操縦するパトロール機、スカイタワー基地内部のインテリア、通信装置、監視攻撃ドローン、自動小銃、拳銃等のデザインが秀逸で、ストーリーも「オール・ユー・ニード・イズ・キル」の様なループ映画ではなく(この作品もとても良く出来ていますが)、しっかりしているので私は好きな作品です。
AD2077 地球は、エイリアン:スカブの攻撃で壊滅。だが、スカブに大打撃を与えたが、生態系が壊れ、土星の惑星タイタンへ移住することになった。地球上の水を回収し、タイタンへ移動するのだが、スカブの生き残りが残っており、彼らから巨大な水回収装置(ハイドロリグ)を守るために、ジャック(トム・クルーズ)は、もう一人のパートナー、ヴィカと共にパトロール機とドローンを使用して監視作業を続けている。
ジャックは時々変な夢を見る。エンパイヤステートビルで女性と楽しそうに語らう夢を。又、彼は荒れた地表ではなく、水の豊かで草木が茂る自然の場所を見つけ出し、そこに小さな小屋を建てて、のんびり過ごすこともあった。
が、ある時宇宙船のライフポッドが墜落して、その中に夢でよく見る女性がいるのに驚く。彼女はジュリア(オルガ・キュリレンコ)といい、フライトレコーダーを捜索したいと言う。フライトレコーダーを捜索中にスカブに捕えられ、マルコム(モーガン・フリーマン)に会う。
彼は、人類はスカブに敗北し地中で生活しているが、何れ巻き返してやると。
ジャックとジュリアは、破壊されたエンパイヤステートビルで、ジュリアは「私はあなたの妻です」と説明され、彼が知っていた地球の現状は、スカブ達が作り上げた嘘だということを知る。
そして、マルコム達と協力して、スカブの宇宙ステーション「テット」攻撃に協力することに・・・
とても良く出来たSF映画です。キャスティング、ストーリーも良く、前述したようにSF映画だから些細なディテールも良く出来ています。
ただ一つだけ、最後にジュリアが小さな女の子と登場するので、ジャックとジュリアのラブシーンがないとね・・・
このブログ作成にBD版を鑑賞しています。 八点鍾
追記
今回は、アンドレ・ウォーリン氏のコンセプトアートを紹介しました。