レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「ダイ・ハード /ラスト・デイ」運の悪い男、不死身の男がモスクワで大暴れするのですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ダイ・ハード/ラスト・デイ」(2013)です。

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「ダイ・ハード」(1988)でブレークしたブルース・ウィリス主演のシリーズ第五作です。前述したように今度はモスクワを戦場にします。さすが不死身の男ジョン・マクレーンです。彼はあのジョン・ウェインの様な物です。

 

モスクワで音信不通の息子が警察に拘束されたということでジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)はモスクワに降り立った。

裁判所に連れ出された息子ジャックは、突然裁判所が爆破され、政治犯コマロフを連れて逃亡を始める。そこに現れたジョンは、息子の行動に驚く。そして、逃亡する息子を追跡するが、もう一つのグループ、アリク達もジャックを追跡し始める。

 

モスクワの街を破壊しながら、逃げるジャックと追う戦闘装甲車とジョンが運転するウニグモとGワーゲン(ウニグモは途中衝突で破損)のチェイスシーンは中々の迫力。

アリクの追跡をかわして、コマロフの娘イリーナとホテルで会うことになったが、そこでもアリク達が追って来て、仲間と思っていた娘イリーナの裏切りによってコマロフは連れ去られてしまう。

マクレーン達に襲い掛かるMi-24武装ヘリ、でも不死身のマクレーンですから、さっとかわしてアリク達をナイトクラブの駐車場に停めてあった高級車マイバッハで追跡を開始するのだが・・・

 

正直、「ダイハード」シリーズの第五作目ですから、アクションのテンコ盛りです。こちらとしては、ホンをもっとしっかりと書いて、もっと丁寧に製作して欲しいと思います。

ホンですね、もっとホンをしっかり作って欲しいと思います。スタンリーも黒澤も、映画は先ずホンだと明言しているように、ホンをしっかり作って欲しいと思います。

まあ、のんびりと鑑賞するだけならこの作品でもいいですけど。だから、この作品もったいないと思います。

 

例えば、メルセデスのウニグモという珍しい車でマクレーンが敵の戦闘装甲車を追跡します。このウニグモはタイプによって操縦席のスイッチで右に行ったり左に行ったりするものもあります。せっかくこの車を使うのなら、その車の長所をホンに盛り込んでもらうともっと面白くなったと思います。監督は「エネミー・ライン」のジョン・ムーア。

 

もともと「ダイハード」という映画そのものがエナジードリンクの様な物ですが、もっとホンを面白くすればさらに興行成績を上げることが出来たと思いますが。

但し、この作品、米国内では興行成績は今一つと聞きましたが、海外では思いのほか良く3億ドルを超えたと聞いています。

 

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。       八点鍾

 

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