レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「ロボコップ」1987年ポール・バーホーベン版のリブート作品ですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ロボコップ」(2014)です。

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あのポール・バーホーベン監督「ロボコップ」(1987)は、公開当時話題になりました。特にあの過剰なほどの暴力描写に。だから、あの作品は苦手な映画です。

今回の作品は、監督がブラジル人ジョゼ・パジーリャ、「エリート・スクワッド」(2007)でベルリン映画祭金熊賞受賞、なのでとても良く出来ています。

 

ストーリーは大体同じです。デトロイト警察のマーフィ刑事(ジョエル・キナマン)は自動車爆弾で負傷するが、オムニ社のノートン博士(ゲーリー・オールドマン)によりコボコップとして復活する。

 

ロボコップの活躍により、デトロイト市の治安は劇的に改善され、国内にロボット配備することを規制するドレイファス法を脅かすことになり、又ロボコップが自身の自動車爆弾の犯人を拘束する時に、デトロイト市警の汚職の実態を暴いたことから、オムニ社社長(マイケル・キートン)は、ロボコップを亡き者にしようとするのだが・・・

 

今回、ブログ作成にもう一度鑑賞しましたが、私はこの作品の方が良く出来ていると思いますし、大型治安ロボットとのアクションシーンも素晴らしいと思います。

ストーリーもほぼ前作と同じですが、ロボコップとノートン博士の関係、妻クララ(アビー・コーニッシュ)との関係、デトロイト市と治安の問題、オムニ社とロボコップの問題も簡潔ですが、前作よりより深く描いていると思います。

 

一番の欠点は、これは日本というマーケットから見れば、主演ジョエル・キナマンの知名度だと思います。彼はよくやっていると思います。この後マリック監督「聖杯たちの騎士」ジャウム監督「ラン・オールナイト」「スーサイド・スクワッド」に出ているのですから。

ですが、もうひとクラス上のスター、例えば、キアヌ・リーブス辺りが引き受けてくれたら、もっと興行的に成功したと思います。そういう意味では、もったいない作品だと思います。

 

「頑張れ!ベアーズ」(1976)でお目見えしたジャッキー・アール・ヘンリーが、ワル役で時々、軍事用支援スーツを装着して出て来るのもとても良く、

「最高のヒーローは?」と社長に尋ねられたら、

「死んだヒーローです」と答えるヘンリー。

こんなセリフがある作品が、悪いはずないじゃないですか。

 

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。   八点鍾

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