「ワイルドバンチ」硝煙が漂い、血煙を上げ、ブローニングM1917が唸る銃撃戦、そしてあのラ・ゴロンドリーナのメロディが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ワイルドバンチ」(1969)です。

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サム・ペキンパー監督の渾身の力作、西部劇ですが普通の西部劇ではなく、ラストのアクションシーンは西部劇を超えて、戦争映画の様な作品です。そういう意味では新しいスタイルの西部劇と言って良いでしょう。人によってはその流血シーンを嫌う方もあるかと思いますが、以後のアクション映画は殆ど全てがこの作品の影響を受けていると言っても良いでしょう。

 

前作「ダンディー少佐」(1965)でもリアリズム重視の西部劇でしたが、この作品はさらに推し進めて、弾丸が着弾し血飛沫が飛び、人が倒れる。それをスロモーションで撮影し、通常撮影のシーンと巧みに編集し、視覚的に物凄い効果を観客に与えることに成功したと言えるでしょう。

西部劇とは言えないような映画ですが、軍用列車襲撃シーンだけはとても良く出来た西部劇の一シーンです。これには誰も異論を唱えないと思います。

 

パイク(ウィリアム・ホールデン)、ダッチ(アーネスト・ボーグナイン)達はサン・ラファエルの鉄道事務所を襲撃するが、鉄道側の待ち伏せを食らい、仲間は死に、奪ったものはワッシャという有様。もう若くないパイク達にとって最後の仕事だったのに。

 

追っ手の賞金稼ぎソントーン(ロバート・ライアン)達を巻くために、メキシコへ逃げる。そこでメキシコ政府軍マパッチ将軍から、米国陸軍の軍用列車襲撃の仕事を受ける。襲撃は成功するが、仲間のエンジェルがその武器の一部を革命側に分け与えたことが洩れて、エンジェルは残酷なリンチに。

 

パイク、ダッチ達は彼を買い戻そうとするが、マパッチ将軍は拒否して、パイク達は仕方なく別の方法をとることに・・・

 

別の言い方をすると、ハリウッド版殴り込み映画のはしりと言ってもいいかもしれません。全共闘世代の人達が愛した映画でもあると思います。故高倉健が当時主演していた「昭和残侠伝シリーズ 唐獅子牡丹」同じく「死んで貰います」等々私は見ていませんが、当時は流行ったものです。

 

助演のウォーレン・オーツ、ベン・ジョンソン、エドモンド・オブライエン(「白熱」)、ビックリする様なメイクで登場します、撮影ルシエン・バラード、音楽ジェリー・フィールディング等とてもいい仕事をしています。

主演ウィリアム・ホールデンは「トコリの橋」「慕情」「戦場にかける橋」「コマンド戦略」等色々主演していますが、私は、この作品のウィリアム・ホールデンが一番好きです。

 

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。    八点鍾

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