レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

最新作「モンスターハンター」「シン・エヴァンゲリオン」について…

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「モンスターハンター」「シン・エヴァンゲリオン」についてです。

 

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「モンスターハンター」

この作品は、ゲーム映画作品にしたものです。主演はミラ・ジョヴォヴィッチで、米国陸軍アルテミス大尉を演じています。彼女が所属する国連平和維持軍、アルテミス小隊は謎の砂嵐で別の世界へ、そこで襲い掛かるモンスター、ネルスキュラ、ディアブロスから身を守りつつ、スカイタワーにある砂嵐を抜けて、元の世界に戻ろうとするのですが…

 

SFXとアクションシーンはなかなかですが、それだけと言ったら怒られるかな…

ジョヴォヴィッチの大尉姿はとても良いのですが、又40代半ばで身体も良く動くので、立派だと思います。

でも、もう少しコクのある演技が見たいなと思うのは私だけでしょうか。20年ほど前は、マイケル・ウィンターボトム監督作「めぐり逢う大地」ヴェム・ヴェンダース監督「ミリオンダラー・ホテル」に主演していたのに。

すべては、「バイオハザード」の大ヒットから始まったわけですね。彼女にとって幸か不幸か分かりませんが。

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全てはこの作品から…

「シン・エヴァンゲリオン」

この作品は、正直困りました。凄い作品だと言うのは分かります。庵野秀明氏は凄いアニメーターだと思います。何の予備知識を持たずに劇場に入ったのが間違いでした。

私は、エヴァンゲリオンが侵略者と戦う映画だと単純に考えていました。まったく違っていました。上映時間も150分強、パリ市街戦とか延々とシンジの話が続き、何かプライベート映画の様、何も予備知識を持たない人は何のことだか分からない。

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が、アニメは怖いぐらい丁寧に書き込んであり驚きました。加えてプロットがあるようでなくて、まるでアラン・レネ監督「去年マリエンバートで」とかパトリック・マグファーン「プリズナーNo6:最終回」を見ているようで…

 

作者の個人的な思いをスクリーンに凝縮させたアニメで、全体アニメ作品と言ったらいいのでしょうか? フェリーニ作品を超えているような感じさえします。例えば「サテリコン」「フェリーニのローマ」等々。

この作品は機会を見て、又予備知識を得て、もう一度鑑賞したいと考えています。

                                 八点鍾

 

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