「動脈列島」名匠増村保造監督の社会派サスペンスですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画はレアな作品「動脈列島」(1975)です。

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名作「華岡青洲の妻」で有名な増村保造監督の名古屋新幹線訴訟をバックに描いた社会派サスペンスです。原作は清水一行氏の同名の小説。ちょうど東映「新幹線大爆破」と被った作品ですが、こちらの方がシリアスかな…

 

個人的には、名古屋を舞台にした映画なのでかなり好きです。大いなる田舎、名古屋って、あまり映画に出てこないのですよね。名所はそこそこありますが、何時も寂しいなと思っていますが。物作りで日本を支えているのに。「モスラ対ゴジラ」とか最近では「風立ちぬ」ぐらいですか…

 

映画は、医師秋山(近藤正臣)は新幹線騒音で一人の患者を失くして、義憤を感じある行動を起こすことを決心する。薬剤師の恋人君原(関根恵子)からニトログリセリンを盗ませて、それを脅迫状と共に新幹線ひかり号のトイレの中に入れる。秋山は彼女に欧州に行くと言って姿をくらませた。

脅迫状には、新幹線騒音対策を速やかに実施しろ、さもなければ10日後に新幹線を転覆させると書いてあった。翌日には豊橋駅で新幹線は脱線する。レールに油を塗布したのだった。警察庁長官は科捜研所長滝川(田宮二郎)を捜査本部長に任命し、秋山を追跡し始める…

 

日本映画にしては、なかなか良く出来ていると思います。特に田宮二郎扮する滝川、犯人をプロファイルしながら捜査を進めていく。秋山も頭脳犯、マスコミを利用したり、高速道路で新幹線の停止信号を米軍払い下げ通信機器で発信させて停止させるシーン等良く出来ています。ちょっと「ジャッカルの日」を思い出させるほどと言ったら褒め過ぎかな、でも良く出来ています。

 

名古屋熱田区六番町辺りのロケもまずまずで、ちょっと懐かしい作品です。関根恵子は前半で愛知県警に逮捕されるので、後半は梶芽衣子が秋山に絡みます。うーん、羨ましい、懐かしいです。

音楽は林  光(裸の島)、いいスコアを書いています。共演者が豪華で、小池朝雄、平田明彦、佐原健二、渡辺文雄、井川比佐志、中条静夫、山村聰等。

 

やはり、愛知県警、警視庁、警察庁は怖いです。舐めたら、あかんぜよ…

 

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。  八点鍾

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