レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「アンモナイトの目覚め」これも又LGBT映画ですが、でもケイト・ウィンスレットの頑なな演技が見どころですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「アンモナイトの目覚め」(2020)です。

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ケイト・ウィンスレットはいつもながら上手く、さらに今回は演技派シアーシャ・ローナンが絡むのでなかなか見応えがありますが、良く出来た作品ですが後半を除いて全体に地味なのが難点でしょう。

 

1840年、英国ドーセット州ライム・リージスの町。頑なな女性古生物学者メアリー・アニングは、母と共に化石店を営んでいた。朝から浜に出てアンモナイトの化石を採取する。店の経営は明るくない。その店に地質学者ロデリック・マーチソンが来てアニングの採取を見てみたいと。

やがて、彼は欧州旅行の為、妻シャーロットの面倒を見てくれないかと提案してくる。報酬が高額だったので引き受けるが、些細なことからシャーロットとアニングは求め合う中になってしまうのだが…

 

LGBT映画は、「燃える女の肖像」で懲りたので見るのをやめようかと思いましたが、監督が新鋭フランシス・リー且つ男性であること、ケイト・ウィンスレットが主演なので賭けてみました。結果、正解でした。

浜での淡々としたアンモナイト化石採取描写も的確で、波の音の音響効果もとても良く考えていたより好ましい作品と思いました。後半母親が亡くなり、シャーロットがロンドンに来たらという手紙を貰い、アニングはロンドンへ行きます。やはり、この辺りの描写がとても好ましいと思います。時々あるんですよね、スクリーンに多くの人物が登場する途端に、画面が水ぼっくなる作品が。

 

この監督、こういう人が多く登場する大がかりな場面を上手くこなしているので、ひよっとしたら、ビッグバジェトの商業作品も上手くこなすことが出来る成長株のように感じました。

 

今後の期待の一人になるのではないかと。       八点鍾

 

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