レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「大いなる陰謀」ロバート・レッドフォード監督の意外に面白いサスペンスドラマですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「大いなる陰謀」(2007)です。

 

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時々、映画を製作監督する俳優がいます。有名なのがローレンス・オリビエとかポール・ニューマンあたりでしょう。現在だと、ジョージ・クルーニーあたりでしょうか。

ロバート・レッドフォードも監督を時々しています。有名な作品は「普通の人々」(1980)だと思います。第一作目でアカデミー監督賞を得ています。

このブログでは、サスペンスアクションを中心にご紹介しているので、当然この「大いなる陰謀」になります。レアな作品ですが意外に面白い作品だと思います。

 

老練な女性記者ロス(メリル・ストリーブ)は、共和党のニューホープ、アーヴイング上院議員(トム・クルーズ)に招かれた。彼曰く、沈滞しているアフガン戦争の戦局を打開するために新しい作戦を実行に移している。それを独占スプークさせますよと…

 

同じ頃、アフガンでは、ある高地を確保してそこを移動するタリバン兵を捕捉殲滅する作戦だ。タリバン兵はイラン、イラクから移動していることもあるのでそのルートを潰す必要がある。特殊部隊に所属しているアーネストとアーリアンは、大型ヘリに搭乗し、その高地へ行く途中対空砲火を受け、アーネストとアーリアンは雪中に落ちてしまう。二人を生け捕ろうとタリバン兵が近づいてくるのだが…

 

カルフォルニア大学では、マレー教授(ロバート・レッドフォード)が、ある学生に対して面談をしていた。彼は以前教えた学生二人のことを話始める。彼らは世の中を変えようと提案したプログラムを発表後、授業料の為陸軍に入隊すると言うのだった。彼ら、アーネストとアーリアンはいまアフガンにいた…

 

反戦ドラマでも政治ドラマでもなく、2001,9,11テロ後の対応は正しかったのか? なぜ彼らに勝てないのか?色々と考えさせてくれる映画になっています。映画のテーマとしては、人は持っている能力を社会の為に可能な限り役立てて欲しいというところでしょうか?

 

私自身、あの「普通の人々」より志が高いのではないかと思います。

「大いなる陰謀」と言う邦題は作品の内容を表してなくて、原題「Lions for Lambs」直訳すると羊に率いられたライオン。

これは第一次大戦時、ドイツ軍将校が英国陸軍をこう言ったそうです。兵士はライオンの様に勇敢だが、無能な将校に率いられて、まるで羊に率いられたライオンは怖くない。怖いのはライオンに率いられた羊だと。

 

個人的には、米軍のような軍隊は国家総力戦向き作られており、人民の中に埋没して非対称戦で戦いを挑んでくる武装勢力の軍隊は、別の戦い方をしないと。ある人は、その武装勢力の穏健派と武闘派を分けて対処しろとも言いますが…

 

このブログ作成にDVD鑑賞しています。     八点鍾

 

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