「ディヴィジョン」ブラジルで90年代後半に多発した誘拐ビジネスを描いた激カラポリスアクションですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ディヴィジョン」(2020)です。激カラポリスアクション「ブルータル・ジャスティス」と同種のブラジルポリスアクションです。日本では、一部の都市にて数日間のみ公開されたようです。名古屋は継子扱いでスルーされたようです。

 

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97年頃のブラジル、リオデジャネイロ。では誘拐犯罪が多発して11件/月と言うような状態の中、国会議員の娘が誘拐される。リオ州警察の首脳陣は、問題解決の為手段を択ばぬ非常処置を取る。麻薬取締課から暴力刑事メンドンサとギャング達と内通していると言われる汚職刑事サンチアゴを誘拐対策課へ移動させ、事件を解決させようとした。

 

誘拐犯の交渉人から連絡があると、電話があった地区の公衆電話を壊して、一つだけ使えるようにして交渉人を捉えると、人権なんてブラジルにはないとばかりに拷問、挙句の果ては殺して、川に流してしまう。

誘拐犯のアジトを急襲して、娘を助け出そうとするが、誘拐犯たちは殺されていて、娘は別の誘拐犯達に連れ去られていた。捜査は振出しに戻ってしまう。警察内部の情報が洩れていることに気付くのだが…

 

銃撃シーンも有無を言わさずトリガーを引く、うーん、凄まじいシーンの連続で映画に引き込まれてしまう。このヴィセント・アモリン監督は映像派で、なかなか良い感覚の持ち主のようです。わざと乱暴にモンタージュして効果をあげていますが、慣れるまで鼻に付くと言うか、鬱陶しく感じました。もう一つ、「ブルータス…」のS・クレイグ・ザラー監督が得意とする映像の緊迫、空気感は希薄ですが。

 

誘拐犯達が送って来たビデオからの撮影現場の騒音、最初の誘拐犯達が殺されたグロッグ拳銃、そして警察内部の悪徳警官達の情報から捜査は意外な方向へ。

 

本当にビックリする様な映画です。「ブルータル…」は警察官個人の犯罪でしたが、ここブラジルでは、組織として問題解決の為どんな手段を取っても構わないと。うーん、凄まじいです。

ドロドロハレハレの世界というか、こういう組織の体質は、国家の育成、歴史、その形成過程から育まれるものなんでしょう。だから、こういう体質は根深く取り除くことはとても難しいのではと思う次第です。

 

アメリカにも驚きますが、このラテン社会、ブラジルにも驚愕します。でも、生活すると慣れるかも。

 

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。       八点鍾

 

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