「ブレインストーム」ダクラス・トランブル監督の実験映画と言ってもいいと思いますが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ブレインストーム」(1983)です。

 

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この作品、監督が凄いんです。ダグラス・トランブルなんです。彼はSFX専門の監督で、「2001年宇宙の旅」「アンドロメダ…」「未知との遭遇」「スターウォーズ」「ブレードランナー」等の作品に参加しています。

 

そのトランブルが「サイレント・ラニング」の次に自ら監督した作品がこの映画で、内容がVRを予見した作品と言われているので、やはり撮影が凄い。通常のシーンは35ミリのビスタサイズ、ブレインストームのシーンは65ミリで撮影されており、それが素晴らしく効果を上げています。こういう実験映画は楽しいと思います。似たようなことはノーラン監督が「ダークナイト」「ダークナイトライジング」で行っていますが。

但し、もう40年程前の映画ですから、現在の視点で見ると若干物足りなさを感じるかもしれませんが、私は悪くないと思います。

 

エヴァンス電子研究所では、リリアン博士(ルイーズ・フレッチャー)、マイケル(クリストファー・ウォーケン)を中心に新しい研究ブレインストーム計画を続けていた。それは脳の記憶、知覚と言う情報の伝達手段の新方式で、ヘルメット型を使用して人から人へ情報伝達実験を続けていた。マイケルの妻カレン(ナタリー・ウッド)がスマートな製品化、小型化に成功して開発は最終局面を迎えていた。

そこへ、CEOアレックスは、ブレインストーム計画の軍事転用と言う話を持って来て、リリアンは激しい怒りを込めて反対するのだった。

ある夜、仕事中のリリアンは心臓発作を起こし亡くなってしまうが、その時、その状況をブレインストームに記憶させる。マイケルは、その臨死体験を調査の為、ブレインストームを稼働させて、彼女の死の原因を調べようとするが…

 

この作品の一番の弱点は物語に奥行きがない事で、愛がすべてを乗り越えるという平凡なメッセージで終わっていることです。キューブリック監督の様に新しい人類の登場とか、又はノーラン監督のように苦難の友を助けに行くという形に落ち着けば、より素晴らしい作品になったと思います。残念ですが、映像は、その臨場感は素晴らしいと思います。

 

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。    八点鍾

 

追記 ナタリー・ウッドは、この映画撮影中に入り江で水死しています。享年43歳でした。

 

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ナタリー・ウッド