「相続人」再びスクリーンで鑑賞できるとは、あのラブロ監督の傑作が…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「相続人」(1973)です。

 

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今回、「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選2」で公開されている「相続人」、フィリップ・ラブロ監督のこの作品は、約半世紀前に公開された時、一部の評論家達にとても高く評価されてました。特にベルモンドの演技は、一皮むけたような好演、今までと違うベルモンドとかと評されましたが、作品については、新しいタイプのポリティカルサスペンススリラーですが、イタリアの極右グループなんて存在するのとかベルモンドのガードが甘いとか色々書かれましたが、全体的には高評価だったと思います。

 

映画は、バート・コルデル(ジャン=ポール・ベルモンド)はアリタリヤ航空603便に乗ってパリに急いでいた。ジュネーブ空港から飛び立ったビジネスジェットが墜落、そのビジネスジェットに乗っていた彼の父は死亡した連絡を貰ったからだった。バートに同行しているのは、彼の腹心ダビット(シャルル・デネ)だった。

 

今やコルデルグループの総帥となったバートは、パリに到着するや否や税関で不法薬物所持の罪を擦り付けられる。アリタリヤ機で遊んだコールガール、ローレン(モーリーン・カーウィン)の仕業だった。バートは彼女を見つけると、問い詰め弁護士テロン・マイヤールからの依頼と言うことを聞く。さらに、私立探偵オブライエンを雇い、父の死の調査を始めるのだった。

そして、それがバチカン市国をも巻き込む陰謀であることに気付くのだった…

 

私は、ラブロ監督の編集とミシェル・コロンビエの音楽を利用したこの演出スタイルがとても好きで、当時としては新しいタイプの映画だったように思います。70年代のベルモンドのキャリアの中でも大切な作品ではないかと思います。

ベルモンドが使用する車も用途に分かれてシトロエンDS21、ジャガーXJ6、アルファ・ロメオ アルフェタを使用するなどマニアにはたまりません。

グローブ誌アートディレクターを演じるリザ(カルラ・グラヴィナ)の美しいこと、プロットに今一つ厚みがあればさらに良くなったことでしょう。

 

ラブロ監督は、その後「潮騒」「危険を買う男」を監督してますが、どちらもこの作品を超える様な映画ではなく、その後、映画監督を辞めてしまったようです。

まあ、映画より面白いものを見つけたのでしょう。フランス人は、映画なんて男が一生やる仕事ではないと、思っているのでしょう。

 

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でも、この作品を再び劇場で鑑賞できるとは思いませんでした。思えば、昔、自由ケ丘にあった武蔵野推理劇場で鑑賞したのだが。あの思いが込みあげて…

この機会に、興味のある方は是非お出かけください。     八点鍾

 

 

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