「悪党に粛正を」とても珍しいデンマーク製西部劇ですが、内容はなかなかのものです

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「悪党に粛正を」(2014)です。

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本家を除けば、イタリア製マカロニウェスタンが有名ですが、この作品はデンマーク製西部劇です。その昔、ハンバーグウェスタンと言うのか西独製西部劇「アパッチ」「シルバーレイクの待ち伏せ」があるので、デンマーク製西部劇があっても問題ないでしょう。

 

お話は、マカロニウェスタンのようなコテコテな復讐劇になっています。

ジョン(マッツ・ミケルセン)は、故国デンマークが第二次デンマーク戦争に敗北し、生活できなくなったので、兄と共に米国に移住。土地を買い、何とか生活出来るようになったので、妻子を呼び寄せた。

駅で妻子と会い、駅馬車に乗って家に向かうが同乗の男二人に妻子を狙われ、馬車から突き落とされる。ジョンは馬車を追い駆けるが、妻子の死体を発見する。逆上した彼は、二人の男を何の躊躇いもなく射殺するが、そのうちの一人が、町を牛耳るボス、デラルーだった。

 

ジョンは捕まり、暴行を受けるが、兄ピーターが助けてくれる。が、ピーターはデラルーに見つかり殺される。ジョンはデラルー一味に復讐を始めるのだが…

 

まあ、西部劇によくあるお話ですが、イタリア風味ですが本物の味わいを出そうと努力しています。石油問題も加味されています。この監督クリスチャン・レヴリング、モニュメントヴァレーの近くオープンセットを建てて、構図もよく、本場西部劇の風景を見せてくれます。うーん、美しいです。

もっと良いホンを見つければ、もっと良い作品を作るように思えます。リボルバー拳銃の銃声、一つをとっても本物らしさを出そうとしています。内容的にはエグイのですが、描写は抑制されていますが、こういう内容が嫌いな人にはダメかもしれません。

 

ラストの対決も、ジョンが元軍人なので軍人らしく戦うのが見所になります。そういう意味で、私は良く出来た作品で退屈はしませんでした。

でも、こういう映画を見ると「リオ・ブラボー」「荒野の決闘」が懐かしくなります。あの頃はよかったと思います。

 

最後に、マッツ・ミケルセン(007/カジノロワイヤル)とエヴァ・グリーンですが、面構えが良くとても良いと思います。彼がデラルーを演じた方が、あのジャン・マリア・ボロンテを超える迫力が出たかも。

デラルーの情婦を演じるエヴァ・グリーンは、インデアンに舌を切られた唖の姉御、唇の辺りに大きなナイフ傷を付けて登場します。ああ、あの美貌をこんなメーキャップで、でも楽しんで演じているようで。

 

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。      八点鍾

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            何もここまでやらなくても…

 

 

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