レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ワイルド・スピード ジェットブレーク」(2021)です。
このシリーズ、どんどんスケールが大きくなり今回は宇宙空間へ。うーん、美しいと言うか、これからが大変でしょう。
思えば、このシリーズ、最初は自動車窃盗団に潜入捜査というのが始まりでした。それが、日本でドリフトしたり、メキシコ国境で麻薬捜査、南米で金庫を車で引きずったりしていた頃はまだしも、戦車と対決、原子力潜水艦と対決、高高度から車ごと降下するとかバイオテロとか、もう何でもありのシリーズになっています。
今回は世界中のコンピュータを制御することが出来る特殊な装置「アリエス」を使用不能にすること、save the world ミッションなのです。
このような映画なので、観客が希望する様な形式で映画化されており、観客の多くは満足されて映画館を後にすることが出ます。と言うより、アクションのつるべ撃ちで映画を見ながら片っ端からそのシーンを忘れていくような映画です。後に残りません。でも、多くの観客は満足されると思います。
頭を空っぽにしてこういう映画も悪くないと思います。監督はジャスティン・リン、うまく纏めています。ヴィン・ディーゼル、ミッシェル・ロドリゲス、シャーリーズ・セロン、ヘレン・ミレン、カート・ラッセル、ジョーダナ・ブリュースターが主演しています。
勿論、ダッチ・チャージャーも新型スープラも登場しますので安心してください。ユニバーサルは、このシリーズを「ファストサーガ」として今後とも大事にしていくようです。理由はマーベルとかDCコミックのようなシリーズを持っていないからでしょう。
夏休みの映画には、ピッタリだと思います。 八点鍾