「ツリー・オブ・ライフ」人生は世俗に生きるか、神の恩寵に生きるか…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ツリー・オブ・ライフ」(2011)です。

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テレンス・マリック監督作品です。「天国の日々」の頃と違い、あの「シン・レッド・ライン」辺りから独特のムードが作品全体を覆い、戦争映画でありながらかなり異質な戦争映画でした。

この作品も「シン・レッド・ライン」以上に独特な彼の個性に覆われており、毛監督自身のイメージを画面一杯に描写する映画、全体映画の一種と言っても良いでしょう。上映時間も2時間半弱と長尺です。冒頭のイメージ映像にのれないとちょっと辛い2時間半になってしまうことでしょう。

 

映画は、50年代の米国南部、ある家族の次男が不慮の事故、自殺? それによって引き起こされる家庭内の出来事を豊潤なイメージ画像で表現する構成をとっており、それこそ大宇宙の始まりから地球の誕生、中年にさしかかった長男がその時を回想する、愛情あふれる母親、厳しい父親、荒れた大地を彷徨う長男、神の御霊前に集まる家族…と言う映像イメージの洪水で映画は終わります。特に長男が働いている大都市の冷徹でシャープ映像が印象的です。撮影監督はエマニュエル・ルベツキ。そうですね、環境映像動画として楽しんでもいいかもしれません。それぐらい風変わりな作品です。

 

全く同じではありませんが、同様のテーマを扱った映画にアカデミー作品賞、監督賞など4部門等受賞した「普通の人々」(1980)があります。この作品は、万人向けなオーソドックス仕上がりになっています。

私は当初劇場で鑑賞した時、えっと驚きましたが次第にはまり、今では時々家庭で鑑賞しています。その豊潤な映像表現の素晴しさに都度新しい発見をしています。好きな映画の一本です。すべての方にはお薦めしませんが、興味のある方には一度ご覧になって下さい。なお、この作品はカンヌ国際映画祭パルム・ドール賞を受賞しています。

 

父親をブラッド・ピット、母親をジェシカ・チャスティン、中年にさしかかった長男をショーン・ペンが演じています。マリック監督は同様な映像スタイルで「トゥ・ザ・ワンダー」「聖杯たちの騎士」「ソング・トゥ・ソング」と多様なテーマを描写しています。私にとって何れも素晴らしい作品で、ますますこのマリックモンタージュに磨きをかけて欲しいと願っています。

 

そうそう、私は世俗に生きてきました。まあ自分の人生に満足していますが。

 

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。       八点鍾

 

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