「コールガール」アラン・J・パクラ監督社会派サスペンス、J・フォンダはこの映画でアカデミー主演女優賞を…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「コールガール」(1971)です。

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映画は、ペンシルベニアのグルーマン一家の団欒から始まります。次のショットでその主人グルーマンが失踪し、幼馴染の友人で刑事のクルート(ドナルド・サザーランド)が事件解決の為にNYに出掛けることになった。

グルーマンが猥褻な手紙を女優志望のコールガール、ブリー(ジェーン・フォンダ)に送っており、その経緯を調べることから始めようとクルートは考えていたのだが…

 

この作品は、のちに「大統領の陰謀」で名を上げたアラン・J・パクラ監督で、当時流行ったニューシネマに分類されるでしょう。そして、サスペンススリラーと言うよりは、独特なムードを持った社会派サスペンスと言った方が良い作品です。

だから、卓越したプロットを楽しむサスペンス作品ではありません。どちらかと言えば、映画のムード、例えば、暗鬱で冷徹な無機質のような大都会の孤独、絶望的な貧困の厳しさ、薬物中毒で生き抜くことの辛さ等を凝った構図で独特なスタイルで創り上げ成功した作品だと思います。撮影監督は「ゴッドファーザー」で名を上げたゴードン・ウィリス、音楽をマイケル・スモールが担当して本当に素晴らしい効果を上げています。

ドナルド・サザーランドとジェーン・フォンダの演技も共に素晴らしく、特にフォンダは異色の出来栄えと言っていいでしょう。ラスト、犯人と対峙して鼻水を啜りながらの演技は、本当に素晴らしいと思います。

ブリーとクルートの関係も甘いように見えますが、何やら引いたような感じの終わり方も好きです。

 

この作品、暗くて地味ですが「俺たちに明日はない」「イージーライダー」「真夜中のカウボーイ」等より私は好きですが… 

 

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。     八点鍾

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