レタントンローヤル館

主に映画のお話

「コレラの時代の愛」初恋の相手を約50年待ち続けた男の物語、愛の寓話ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「コレラの時代の愛」(2007)です。

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映画は、1897年コロンビア、カルタヘナから始まります。81歳のウルビーノ博士が事故死して、その事を知った76歳のフロレンティーノはその妻フェルミーナの下に駆け付け「私は51年と9か月、この時を待っていました。私の永遠の貞節と揺るぎない愛情を貴方に誓いたい」と告白するのです。

そう、この作品は物凄い純愛物語を描いていますが、そんな簡単な物語ではありません。もっと人間臭い物語で、フロレンティーノは17歳の貧しいメッセンジャーボーイから段々と出世して、最後には伯父の会社を相続して社長になり、一途にフェルミーナを恋焦がれますが、普通の人間だからその間に600人以上の女性と関係を持つ。何だか分からないような人間ですが、人間だからこそ、こういう規律を作って人生を歩んでいくしかないのでしょう。原作がノーベル文学賞受賞のガブリエル・ガルシア=マルケスの同名小説の映画化です。私はこの手の小説が苦手なので未読ですが…

 

映画の印象を簡単に言うと非常に志の高い映画ですが、長い小説のダイジェストのような感じでちょっと辛いかな。コレラの描写など淡白過ぎて…コロンビアの風俗描写に光るものがありますが。でも、突然内戦になったり、こういうところにもう少し説明が欲しいと感じます。フロレンティーナをパピエル・バルデム、フェルミーナをジョヴァンナ・メッツオジョルノが演じています。特にパピエル・バルデムが光っています。

監督は「フォー・ウェディング」「ガーンジー島の読書会の秘密」のマイク・ニユーウェル、英国人監督だとやはり文化の違いで難しいように思います。

又、こういうタイプの原作だとやはりもっと長い作品にするか、例えば、あの「山猫」のように。又は、ある一部だけを取り上げて纏めるかだと思いますが。

 

ラスト、誰にも邪魔されないようにコレラの旗を掲げ、フェルミーナとフロレンティーナ、二人が乗る外輪船が川を下るシーンは、とても美しく素晴らしいのですが。

 

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。     八点鍾

 

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