レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「世界侵略:ロサンゼルス決戦」米海兵隊の次なる対戦相手はエイリアンですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「世界侵略:ロサンゼルス決戦」(2011)です。

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米海兵隊がロサンゼルスでエイリアンの組織的攻撃に対峙する映画です。勿論、白兵戦です。米軍は先の大戦で独軍、日本軍と戦い勝利し、朝鮮戦争でも勝利し、ベトナム戦争でも戦争目的、ドミノ理論によるインドシナ半島の共産化を挫くと言う戦争目的は達成しています。ソビエト軍は国家崩壊によって叩き潰され、この世界にはもう対戦相手がいないので、次はエイリアンなのでしょう。少し笑いがこみ上げますが。

宇宙からの謎の隕石が地球に飛来し、中から地球外生命体が飛び出し人々を襲い始める。LA沖に現れたエイリアンは無差別且つ組織的に人々を襲い始め、空爆にて敵を殲滅する為、州兵、陸軍、海兵隊を投入し、人々を避難させた。が、取り残された人が警察署にいる為、海兵マルティネス小隊が救出に向かう。救助ヘリは敵無人攻撃機の攻撃を受け墜落。エイリアンの攻撃は激しく一人また一人と隊員は減っていくのだが…

映画は、以外と言っては失礼ですがドキュメンタリータッチで良く出来ています。特に前半サスペンスの盛り上げ方が上手いと思います。例えば、良く出来ていますが面白くないスピルバーグ監督「宇宙戦争」より、実際の戦闘になれば、空を覆う敵無人攻撃機、CH-47ヘリ、攻撃ヘリ、飛び交う飛翔体、ミサイルと、現実はこんな感じで進んで行くだろうと思わせるほどのリアリティを感じます。

明日にでも起こりそうな展開で、敵エイリアンとの近接戦闘シーンもあの「プライベート・ライアン」と同等なほどのリアルな戦闘シーンが続く。作品の音響効果が素晴らしい。

敵はROE(交戦規程)など関係なく、ただ殺戮のみ行うエイリアン兵士、右手が機関銃になっており、武装生体サイボーグ兵士の様。特に高速道路での戦闘シーンとラスト、敵母艦攻撃シーンはなかなか見せてくれます。古参のナンツ二等軍曹を演じたアーロン・エッカート、サントス空軍技能軍曹を演じたミッシェル・ロドリゲス、この二人が光っています。

監督ジョナサン・リーベスマン、あくまでも私の想像ですが、こういうタイプの映画はこなせるけど、別のタイプの映画は出来ない間口の狭い人のように感じますが…

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。     八点鍾

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これがエイリアン兵士

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