レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「死霊館 悪魔のせいなら無罪」このシリーズも大体演出スタイルが確立しましたが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「死霊館 悪魔のせいなら無罪」(2021)です。

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映画は、1980年米国、ウォーレン夫妻は11歳のデビッド・グランツェルの悪魔祓いに参加するところから始まります。悪魔のよってデビッドは物凄く暴れてしまう。その時、その悪魔祓いに参加していたアルネは「俺に憑いてみろ」と口走てしまう。

その後、デビットの行動は収まり、悪魔祓いは成功したかのように思えたが、今度はアルネが家主を殺害したとウォーレン夫妻は聞き、彼を助けるために行動を起こすのだが…

「死霊館」シリーズ第三弾です。前2作と同様に本当に良く出来たショッカー、ホラー映画になっています。観客の皆さんは、この映画を十分堪能されて劇場を後にするでしょう。

今回は、悪魔祓いがテーマになってます。有名なところではW・フリードキン監督「エクソシスト」(1973)とかケン・ラッセル監督「肉体の悪魔」(1971)があります。特に「肉体の悪魔」はグログロ描写で公開時話題になりましたが、今から見れば大したことないかもしれませんが。

この手のホラー映画は、グロい描写かショック演出に徹することになり、今まではサスペンス映画の亜流として時々お目にかかると言う感じでした。例えばヒチコック監督「サイコ」とかロバート・ワイズ監督「たたり」があります。

前2作を監督し今回は製作に回ったジェームズ・ワンはこの手のショック演出を確立し、マーケットを熟知して作品を製作し興行的にも成功させているその手腕を高く評価されています。これは物凄いことだと思います。作品の質も高いし、そのマーケットを開拓、育てたという事なのですから。

おまけに、最近では「アクアマン」とか「ワイルドスピード SKY MISION」等別ジャンルの作品も手掛けて成功させています。暫くは無敵の進軍が続きそうな予感がします。

                                                                                            八点鍾

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