レタントンローヤル館

主に映画のお話

「魅せられて」トスカーナの陽光の中で、ルーシーは秘めたる想いを…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「魅せられて」(1996)です。

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イタリアの巨匠と言っていいでしょう、あの「暗殺のオペラ」「暗殺の森」「1900」「ラストエンペラー」のベルナルド・ベルトリッチ監督作品です。ですが、ベルトリッチ監督、「ラストエンペラー」の以後から少し作風が変わり、この作品は若者の青春スケッチ風な作品になっています。もっとくだけた言い方ですと初体験ものと言っていいでしょう。でも、ベルトリッチ監督ですから、あの「青い体験」のような映画にはなっていません。もっと格調高い映画になっています。

ルーシー(リヴ・テイラー)は、詩人の母が自殺後、母の友人達が住むイタリアのトスカーナ、シエナ郊外の高台にある古ぼけた屋敷を訪ねる。母の友人達は歓迎をしてくれる。表向きは彫刻家イアンのモデルをするという事であったが、ルーシーにはもう一つ秘めたる想いがあった。それは自分の実の父親を捜すことだった…

全編トスカーナのオレンジ色の陽光の中で物語が進みます。良いですね、観光映画のようですが、ダイアン・レイン主演「トスカーナの休日」とかリドリー・スコット監督「プロヴァンスの贈り物」のようなラブロマンス映画の様な展開ではなく、若干重いのですが、この芸術家達が集うこの雰囲気の描写が良いんですね。その空気感、うーん、美しいです。こういうのは、やはりベルトリッチ監督ですね。近くの古い邸宅で開かれるガーデンパーティなんかもとても良いムードで。共演はジェレミー・アイアンズ、ジャン・マレー、ステファニア・サンドレッリ、レイチェル・ワイズ、特にアイアンズが良い味出して。

そして、ルーシーは勿論実の父親捜しともう一つの目的を果たして、ハッピーエンドと。

ベルトリッチ監督としては軽い青春映画ですが、もう少し激しいものであれば、パリ五月革命を舞台にした「ドリーマーズ」(2003)と言う作品もあります。何れ紹介したいと思います。

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。      八点鍾

 

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