レタントンローヤル館

主に映画のお話

「パーフェクト・ケア」面白い題材をテーマにした映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「パーフェクト・ケア」(2020)です。

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マーラ(ロザムンド・パイク)は、資産を持った高齢者を見つけると、身辺調査をして裁判所の行政命令を利用して知り合いの介護施設に送り込む。彼女は高齢者の資産をピンハネして、自分の懐へ。ある時、知り合いの医者からカモの高齢者の連絡を貰い、さっさと施設に送り込んだのは良かったが、身寄りのないはずがどこからともなく弁護士が現れて…

なかなかうまいところを突いたサスペンススリラー映画だと思います。監督は「フィフス・ウェイブ」のJ・ブレイクソン、「フィフス・ウェイブ」はあまりいい出来ではありませんが、この作品は良く出来ています。ラストも良いと思います。

でも、個人的にはロシアンマフィア側の描き方が甘いのではないかと思います。この手の映画、その昔、ドン・シーゲル監督「突破口!」を思い出しました。ケチな銀行泥棒グループが小さな銀行を襲い、金を奪うのですが余りにも多すぎるので、組織の金だと感づき、又、組織側も凄腕の殺し屋を送り込み、色々画策すると言うストーリでした。

ロシアンマフィアについては、ソ連崩壊後一部の政府高官、軍人が多額の金を持ってキプロスに逃げて、さらにドイツに逃げ、その金をドイツ政府、アメリカ政府がイスラム過激派に渡らないように非合法活動を描いた作品がル・カレ原作の「誰よりも狙われた男」です。これらの作品に比較するとすこし弱い気がします。彼らは、この作品に出て来るような甘ちゃんではないと思います。

意外な拾い物と言ったら怒られるかもしれませんが、全体に良く出来ていますので、私は十分満足しました。ロザムンド・パイクは、「ゴーン・ガール」の様な感じで、あまり面白くありませんが、反対にジェニファー・ピータソンを演じたダイアン・ウィーストが良かったと思います。              八点鍾

 

追記 日本ではこういうやり方は出来ないと思います。マーラが弁護士であれば可能かもしれませんが。但し、介護施設と病院がつるんで、高齢者の体調不良を理由に病院、例えば個室に入院させ、又施設に戻し又入院とキャッチボールをすると美味しいかもしれません。いずれにしてもやり過ぎると捜査の手が入ると思います。

movies.kadokawa.co.jp

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                                                               突破口!

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誰よりも狙われた男