レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「355」世界を救う5名の女性エージェントのアクション映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「355」(2022)です。

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アクションスパイ映画です。演技派ジェシカ・チャスティンがCIAエージェント"メイス"で登場します。前作「AVA/エヴァ」では、アクショんのキレがいまいち出したが、この作品ではなかなか頑張って取り組んでいるので勢いのあるシーンが多くあります。何か本気で取り組んでいるようで、本人はトム・クルーズのMIシリーズの様なアクションムーヴィーに成長させたいように思えてきます。

映画は、コロンビアの首都ボゴタから始まります。男達が世界のいかなるところでもハッキングを可能とする装置を開発して、旅客機を墜落させたところに武装警官が急襲しそのデバイスをこっそりと盗み出す。

メイス(ジェシカ・チャスティン)は、パリでそのデバイスの取引が行われると聞き、パートナーと一緒に張り込むが取引は失敗。デバイスは持ち去られてしまう。メイスは元MI6のハディージャ、BNDのマリー、DNIのグラシエラ、MSSのリンと共にデバイスを奪取に取り組むことになるのだが…

この作品の一番の欠点はホンですね。少しばかり雑なので。もう少し丁寧なホンづくりをして欲しいと思います。特に場面展開が、なかなかわかり辛いようにも感じられます。

ですが、パリ雑踏から地下鉄での追跡シーン、クレーンビームに乗っての追跡、ラストの高級ホテル、ペイントハウスでのガンファイトも、皆さん各々、H&K MP5、MP5K、MP7A1で乱射乱撃、アドレナリン全開でなかなか迫力のある絵造りは結構ですが…

監督はサイモン・キンバーグ、もっと良いホンを書いてもらうか、又は、例えばアリステア・マクリーン等英国冒険小説を、メイスを主人公にして書き直してみたらどうでしょうか? 結構面白い作品が出来ると思いますが。「八点鍾が鳴る時」のリメイクなんて嬉しいですが。チャスティンならフィリップ・カルバートの役を何なりとやり遂げるでしょう。共演はダイアン・クルーガー、ペネロペ・クルス、ファン・ビンビン等。

 

最後に"355"とは、米国独立戦争時に実在した女スパイに由来するとか。  八点鍾

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355-movie.jp

www.youtube.com