レタントンローヤル館

主に映画のお話

「アメリカン・スナイパー」すべては9・11テロから始まった…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「アメリカン・スナイパー」(2014)です。

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クリント・イーストウッド監督作品です。うーん、素晴らしい作品です。私がこんなこと言うのも失礼な話ですが、彼がこんなに成長するとは想像できませんでした。彼が映画に出演した頃、映画が下火になりつつあり、彼はTV番組へ。そしてイタリアへ。マカロニウェスタンでブレークしてハリウッドに戻るとニューシネマ時代。ドン・シーゲル監督と組んで、西部劇、ポリスアクション、そして「恐怖のメロディ」で監督デビュー。監督する作品はマカロニ風西部劇、ポリスアクション。まるでオーディ・マーフィーのようだと思いました。

この頃彼はこのスタイルで生活するのだと思い、この頃の作品をあまり見ていません。が、チャーリ・パーカーを扱った「バード」もビギナーズラックと思い込んでいました。が「許されざる者」が登場した時は、驚きました。「マディソン郡の橋」「ミリオンダラー・ベイビー」にも驚き、そしてこの作品、本当に素晴らしいと思います。

あの時代に監督デビューして、今も第一線で活躍しているのは、リドリー・スコット、スピルバーグ、そしてクリント・イーストウッドだけです。

あの「荒鷲の要塞」の劇中で、リチャード・バートンから「Second rate punk!(二流のバカ)」と言われた男が、ここ迄登って来るのですから。

映画は、クリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)が米国大使館爆破事件によりネイビーシールに志願して、9・11テロに呼応してイラク戦争に出征する。ファルージャの戦い、サドルシティの戦いを通してPTSD蝕まれていく姿を描いた作品です。

冒頭の狙撃シーンから引き込まれます。RKG3対戦車手榴弾を抱えた母と少年をレミントンMk13狙撃銃で射殺するシーンから引き込まれます。情け容赦のない非情なシーンですが…こういう映画は他にはないですね。

勿論、ハリウッドの映画なのでガンアクション場面は多くありますが、特に敵側スナイパー"ムスタファ"との一騎打ちシーンは異色です。マクミランTAC-338A狙撃銃で射程2kmの狙撃なので物凄く難しいのですが。狙撃ってシンプルですが、物凄く効果のある戦法なのです。あの沖縄戦では、米司令官バックナー中将まで日本軍の狙撃で死亡しています(米軍側記録では、砲弾の破片になっていますが)

御年80代半ばでこの作品とは。本当に頭が下がります。この作品を見ていて、アン・リー監督「ビリー・リンの永遠の一日」とマイケル・ベイ監督「13時間」を思い出しました。どちらも優れた作品です。

最後に、クリスの妻を演じたシエナ・ミラーがとても素晴らしかったことを追記したいと思います。

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。      八点鍾

 

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