レタントンローヤル館

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「トゥルー・グリット」ジョン・ウェインがアカデミー主演男優賞を得たあの「勇気ある追跡」のリブート作品ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「トゥルー・グリット」(2010)です。

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デューク、ジョン・ウェイン主演のあの「勇気ある追跡」(1969)のリブート作品です。当時ハリウッドはニューシネマの嵐が吹き荒れる中、コテコテのオールドハリウッド西部劇で、デュークはアカデミー主演男優賞を受賞したのです。うーん、さすがジョン・ウェイン、美しいです。監督はベテランのヘンリー・ハサウェイ。

対して、この映画は殆ど同じ作りですが、つまりチェイニーに父を殺された娘マティ(ヘイリー・スタインフェルド)が飲んだくれの保安官ルースター・コグバーン(ジェフ・ブリッジス)を雇い復讐を遂げるというプロットは同じですが、よりリアルな写実的味わいを持った作品に仕上げられています。

監督はイーサン、ジョエル・コーエン兄弟。或る意味でオリジナルを越えていると言っていいと思います。特筆すべきは、その昔、私達が良く見ていた西部劇は、嘘の塊の様な物で実際は物凄く厳しい人生劇だったという真実。それはサム・ペキンパー、セルジオ・レオーネ、クリント・イーストウッドが描いたリアリズムとも違います。

冒頭、マティがフォート・スミスの町を訪れて目撃するのは罪人3名が絞首刑を執行される場面、コグバーン保安官と会う裁判のシーン、葬儀屋でのマティと主人のやり取り、西部の厳しい自然、殺された悪漢の死体の扱い等々ぞっする様な描写、でも抑制された描写。

頭が良く押しの強い計算高いマティを演じるヘンリー・スタインフェルドがとても良い、この映画の一番の収穫だと思います。

でも一番好きなのは、ラストのこの冒険の25年後、ワイルドウェストショーで働いているコグバーンを訪ねるシーンが素晴らしい。蛇の毒で片腕を失くしたマティはコグバーンに会うことが出来なかった。数日前に亡くなっていた。共同墓地に埋められていた遺体を引き取り、故郷へ連れて帰る。ここにコール・ヤンガーが登場するのが面白いし、彼を「屑!」と罵るんですね。笑えます。テキサスレンジャー ラビーフ役でマット・デイモンが共演しています。

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。        八点鍾

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手綱を口で結わえてコルト・ドラグーンの二丁拳銃で敵を倒す、うーん美しい

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こちらは「勇気ある追跡」 デュークと言えばウィンチェスターとコルト"クウック・ドロー モデル"

追記 「勇気ある追跡」も良く出来た西部劇です。ご覧になって損はありません。

www.youtube.com

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こちらは「勇気ある追跡」 予告編

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こちらは当時話題になったグレン・キャンベルの主題歌