レタントンローヤル館

主に映画のお話

「ナイトメア・アリー」デル・トロ監督のとても良く出来たノワール映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ナイトメア・アリー」(2021)です。

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不況の米国。スタン(ブラッドリー・クーパー)はある街に流れ着く。そこの見世物小屋で働き、仲良くなったピートから"読心術"を学び、モリー(ルーニー・マーラ)と共にニューヨークへ。二年後、二人はコンビを組んで"読心術"で名を上げるとリッター博士と名乗る女性が近づいてくる。スタンはリッター博士(ケイト・ブランシェット)と組んであるある富豪を騙してやろうと画策するのだが…

いや、驚きました。オリジナル「悪魔の往く町」は鑑賞していませんが、この作品、見世物小屋のシーンが少し長すぎるように感じますが、主人公スタンがニューヨークでリッター博士に会う辺りから俄然サスペンスが高まり面白くなります。あのホラー映画「クリムゾン・ピーク」とは一味違うダークなノワール映画で。

スタンがリッター博士に会うあのアールデコの部屋なんて、何とも言えないダークでノワールの雰囲気が醸し出されて、堪らない程好きな場面です。

不景気にあえぐ当時の米国は、あのニューディール政策が上手く行かなくて、歴史の時間ではニューディールは上手く行ったように説明されますが、実際は違います。上手く行かなかったのです。本当に米国が経済復興するのは、日本海軍がハワイ奇襲攻撃を行ってからで、口の悪い経済学者はニューディールとは言わず、ウォーディールと言う程ですが。だから良い生活を求めて這い上がろうと人は悪事を。

ノワール映画ですが、コンゲームのお話なんです。だから、ダーク味の「スティング」と言う趣きで… でも本当に上手いと思いました。だったら、あの"パニック・ボタン"を取り入れて、もう一捻りして欲しかった。

キャスティングも素晴らしいと思います。ロン・パールマン、ケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラは言うまでもなく、トニー・コレット、メアリー・スティーンバージェン等素晴らしいの一言。

人生の因果応報を受け入れることになる最後の最後迄、たっぷりと楽しませてくれるホラー味付けのノワール映画でした。                 八点鍾

 

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