レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「DUNE/ デューン 砂の惑星」デビッド・リンチ版と比較すると壮大でスタイリッシュな作品…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「DUNE/ デューン 砂の惑星」(2021)です。

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ドゥニ・ヴィルヌーブ監督による本格的な叙事詩的SF映画です。大変良く出来たSF映画になっています。「ブレードランナー 2049」も良く出来ていましたが、この作品はそれ以上に良く出来ていると思います。

特に、この作品の売りである世界観を構成するディテールが素晴らしいと思います。その辺りはコンセプトアートディレクターの力量と言っていいでしょう。デビット・リンチ監督による同じ作品があります。そちらも中々の力作ですが、ネオクラシックと言うかリンチ監督の個性が出ている映画で、ドゥニ監督と少し方向が違っているように思います。個人的にはドゥニ監督の方が好みですが。

一般に、この手の映画はその辺りにいかに力を入れるかで作品の良しあしが決まると思います。砂の惑星と呼ばれるDUNEの自然、宮殿、スパイスを採取する大型重機、オーニソプター(鳥形飛行機)、保水スーツ、武器、刀剣、砂虫等がっちりと描写されているので、もうこの作品の成功は、間違いないところでしょう。

リンチ版は、アトレイデス公爵の息子ポールが砂漠の民フレメンの救世主になるところで終わりますが、このドゥニ版はハルコンネン男爵の陥穽によってアトレイデス家が滅ぼされて、息子ポールと母である側女ジェシカが逃げのびて、砂漠の民フレメンと助けられるところで終わります。

第二部は、ハルコネンへの復讐戦とポールが砂漠の民フレメンの救世主になることがメインとなりますから、今からパートⅡが楽しみです。

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。         八点鍾

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今回は二人のコンセプトアーテイストをご紹介しました。

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