レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「プロフェシー 恐怖の予言」(1979)です。
監督が硬派なアクション物を得意とするあのジョン・フランケンハイマーなので、ひょっとしたら宇宙ゴシックホラー映画「エイリアン」を超える映画になるのではと思い、劇場に入った思い出があります。結果はあれっ、と言う感じでしたが…ハリウッドって大変なところで、作品が当たらないともう最悪、それが二本、三本と続くと居場所がなくなってしまうようで…
この辺りから段々と巷ではB級アクション映画監督になってしまったようで。「影なき狙撃者」「五月の七日間」「大列車作戦」「グランプリ」「さすらいの大空」「フィクサー」「ホースメン」「フレンチコネクション2」を知っている映画ファンには寂しい限りでした。
映画は、ワシントンで救急病棟に勤めるロブとその妻マギー(タリア・シャイアー)は、ワシントンを離れてメイン州へ。それは、製紙工場と原住民との対立の調査の為だった。調査を始めると、行方不明者の続出、原住民の異常な疾患、死産、奇形、大型オタマジャクシ等何かが自然体系に異常を及ぼしているように覚えた。
やがて、それは原住民が言う伝説の怪物カターディンの出現の前ぶれと原住民の長老が言うのだが…
今回再見して、そんなに悪くはありませんがやはりズレていると思いました。メチル水銀公害問題と怪物伝説を一緒にすると重くなってつまらなくなります。
やはり、奥深い原生林の中から目覚めた伝説の怪物と言うスタイルにした方が良かったと思います。そうするとモンスターの造形も違ってくるし、原生林の描写も深みが出て来ると思いますし…
でも、後半カターディンが登場、対決のシーンはやはりアクション派フランケンハイマー監督冴えていますが。
以後、フランケンハイマー監督作として「最後のサムライ ザ・チャレンジ」「イヤー・オブ・ザ・ガン」「RONIN」辺りがお薦めですが…
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